人気声優・柿原徹也が9月7、8日の両日、東京・品川ステラボールでファーストソロライブ『Kiramune Presents TETSUYA KAKIHARA First Live “GENERATIONS”』を開き多数のファンが詰めかけた。
CONNECT(岩田光央、鈴村健一)、入野自由、神谷浩史、浪川大輔、岡本信彦、Trignal(江口拓也、木村良平、代永翼)、吉野裕行らが名を連ねるボイスアクターの新たな表現の可能性を追求する音楽レーベル『Kiramune(キラミューン)』が贈るイベント。柿原は昨年9月、浪川とジョイントライブ(http://japan-newslounge.com/archives/38528)を横浜BLITZで開催し大盛況だったが、今年はさらに規模と会場を拡大し、ソロでの7、8日の2日間開催となった。
8日公演ではスタート前に柿原の映像が流れ出すと、柿原のイメージカラーの緑色へ2階席も含めて一気に染まることに。奈落からステージ中央にリフトアップされ登場した柿原は、ライブタイトルにもなっている新曲となるセカンドシングル『GENERATIONS』でまずは、ごあいさつとばかりにステージを駆け巡り、「この夏エネルギーを使い尽くして行きたいのでついて来てくださいね!」と、呼びかけた。
MCでは、会場を埋め尽くしたファンに、「本当、感謝です!」とお礼を述べると、バンドマスターが自身の自己紹介を愛称でしたことに、「俺が自分で『徹ちゃんです』って言ってるのとか、浪川さんが『浪ちゃんです』って言うような違和感がある」と、ツッコむ。するとファンから「徹ちゃん!」コールが上がり、これに柿原は「徹ちゃんです」と、恥ずかしげに応じることも。
3曲目の『Labyrinth』からはジャケットを脱ぎ捨てシャツ姿で熱唱。6曲目の『Good Luck』では、ライブでしか見られないアコースティックバージョンを披露することとなり、「僕の楽曲はアップテンポが多いのですが、アコースティックに初めて挑戦させていただきます」と、座りながらアットホームな感じで歌いだす。間奏では、自身も音を奏でパフォーマンスすることも。
さらに、続く7曲目『my life my time』もアコースティックバージョンで歌唱することとなったが、同曲には思い入れがあるそうで、「この曲を歌ったからこそKiramuneのメンバーに入れたのかなと。柿原徹也という人間が初めて自分の名義で曲を出したものです。当時の考え方だったり、歌詞に投影させてもらって、でき上がりを聴いて、『これだ!』と思えた楽曲だった。青臭いですよ」と、はにかみつつ、爽やかな歌唱を見せていた。
中盤では、Kiramuneメンバーからの応援のメッセージが届き読み上げられることに。Trignal木村からのメッセージでお酒のお誘いがあったが、柿原は「このライブのために、お酒をほとんど飲まずにここまでやってきた。それがこういう結果につながっているのかなって。1公演で3キロぐらい痩せるんですよね」と、しみじみする様子も見せていた。
終盤の『運命の引力』歌唱前には今年7月に所属事務所を退所したことに触れ、「2013年という年は区切りの年で、30になるまでにやっておきたいということをたくさん考えてました。僕自身新しいステップと考えているので、頑張っていきます」と、メッセージを。
続けて、「Kiramuneに入ってなかったらどうなっているんだろうと恐怖心を抱いてしまうくらいこのレーベルに助けてもらいました。もう1つ上に行きたいなという時期に、声をかけていただいて、運命の巡り合わせだなと思う瞬間で、あのときを原点にやっていけたら」と、胸の内を語り、その真摯な言葉は場内の共感を呼んでいるようだった。
また、本公演のタイトルに込めた思いを、柿原は、「いろんな世代の方が応援してくれていて、みなさんと一緒に同じ空間を楽しめればいいなと思って、GENERATIONSというタイトルをつけたら、みなさんがこうやって来てくれた」と、思いの丈を語っていた。
■8日公演セットリスト
M1:GENERATIONS
M2:Electric Monster
M3:Labyrinth
M4:Bible of Heart
M5:Eternal screaming
M6:Good Luck(アコースティックVer)
M7:my life my time(アコースティックVer)
M8:ocean flying
M9:adrenaline
M10:Continue
M11:Chaos Breaker
M12:String of pain
M13:運命の引力
M14:Hikari
M15:Call My Name
EN1:Hands up
EN2:Cheers!!
WEN1:U R my Sunchine!
WEN2:Endless Journey