タレント・タモリ(68)が3月31日生放送された『笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(フジテレビ系、午後8時~)で32年間を締めくくる最後のあいさつをした。
■以下全文
タモリ:すいません。みなさん立って頂いてすみません。
あの、こんなに集まって頂いて、本当にありがとうございます。こんなにお忙しい中、感謝しています。
出演者・スタッフのおかげで、32年間、無事にやることができまして、まだ、感慨というのがないんですよね。ホッとしただけで、来週の火曜日くらいから来るんじゃないかと思います。
あしたもアルタに行かなければなりません。楽屋の整理があるので。私物がいっぱい置いてありますんで。みなさんのおかげで、ここまで来ることができました。
まあ、考えてみれば、気持ちの悪い男でしてね。こういう番組で以前の私の姿を見るのが、大嫌いなんですよね。なんかこう、気持ち悪い、濡れたしめじみたいな。いやーな、ぬめーとしたのを感じて、本当に嫌でして、いまだに私、自分の番組を見ません。
また、性格が当時ひねくれてましてね。不遜で生意気で、世の中舐め腐ってたんですね。そのくせ、何もやったことがないんですが、これがどうしたことか、初代の横澤(彪)プロデューサーから仰せつかりまして、だいたい、3ヶ月か半年ぐらいで終わるんじゃないかと、思っていたところがこの32年になりました。
まあ、生意気なことでやってたんですが、その長い間に、視聴者のみなさま方が、いろんなシチュエーション、いろんな状況、いろんな思いでずっと観てきて頂いていたのが、こっちに伝わりまして、私も変わりました。なんとなく、タレントとして、形を成したということなんです。
で、みなさま方、視聴者のみなさま方から、私にたくさんの価値をつけて頂き、またこのみすぼらしい身に、たくさんの綺麗な衣装を着せて頂きました。そして、きょうここで、直接、みなさま方にお礼を言う機会がありましたことを、感謝したいと思います。
32年間本当にありがとうございました。お世話になりました。
周囲の声:タモリさん、いま一番したいことはなんですか?
タモリ:ちょっと、早く酒飲みたいなぁ。
草なぎ剛:タモリさん最後に『ウキウキWATCHING』歌いましょうよ!みんなで!合唱して。
(歌唱を終え)タモリ:わざわざありがとうございます。テレビの前の方もありがとうございました。それでは、明日もまた見てくれるかな?
全員:いいとも!
タモリ:ありがとうございました!感謝します!