女優の釈由美子（35）が30日、都内でDVD『妖精おじさん』（ポニーキャニオン）発売記念イベントを行った。
同作は、かねがね「小さいおじさんが見える」と公言する釈が、“妖精おじさん”を映像におさめようと奮闘するドキュメンタリー仕立てのドラマ。Youtube上で一部公開され、話題読んだ作品が90分のディレクターズカット版としてDVDになり登場。
釈は「ひとつの作品になって感無量です」と作品のソフト化に笑顔。「あんまり作りこまないで自然な状態です」と語り「実は撮影している時も“おじさん”が出てきてくれるかなと期待してたんですけど、シャイだからカメラを構えてるところには出てきてくれなかった」と嘆いた。
普段、どんなところに“おじさん”が見えるかを聞かれると「エアコンの排気口の中から様子をうかがっていたり。ルンバがうちの小さいおじさんを追い掛け回していたり。おじさんを角に追い詰めて吸い込んでいたんですよ。でもゴミを取り出してみたらいなかった。きっとルンバのスイッチも押してくれるんですよ」と真面目に語った。
“おじさん”とはコミュニケーションは取れないということだったが「私が寝たフリをしていると3人ぐらいの“おじさん”がお酒を飲んでいたり。でも、一回私が落ち込んで泣いていた時だけ『どんまいどんまい』と励ましてくれました」と具体的に話した。報道陣から「このDVDを見て欲しいですか？」と聞かれると「DVDを置いておいたらフィルムの封がビリビリと少し開いていたんです。今度はDVDをセットして置いておきます」と笑顔で語った。
同作がアプリ『幸せを運ぶ 妖精おじさん コレクション』のスピンオフ作であるということで「オススメのアプリは？」と聞かれると「Google Mapです」と超定番の答え。「便利ですよね。でもこの前に京都に行った時に使っていたら自分がどこにいるのかわかならなくなって、Google Map上でも迷子になってしまいました」とのこと。テクノロジーには不慣れな様子で「iPhoneとiPod touchを間違えて買ったことも。でも今は“スマホ博士”と言われてますよ」とナチュラルに笑いを誘った。
「“おじさん”はどこにでもいますから」と言う釈。恋人に求める条件も「（“おじさん”について）怒ったり、バカにしない人がいいと思う。でも、実際に認めてくれた人はいなかったです」と苦笑い。「『大丈夫？』って言われてMRIを撮らされたことも。CTスキャンとMRIを両方受けたんですけど、もちろん正常でした」と自信たっぷりに語った。釈は「最近は芸能界でも見た方も増えてきて市民権を得てきた」と話し、俳優の渡辺徹やV6の岡田准一の名前を挙げつつ「見たことを恥ずかしがらずに話して欲しい」と先駆者として呼びかけていた。
また、「小さいおじさんの他に見たものは？」と聞かれると「河童やダルマを見たことがあります。ダルマはスタジオに親子でゴロゴロ転がっていた」と明かし報道陣を驚かせた。ちなみに“おじさん”の生態について「心を通わせることはできない。写メを撮ろうとすると攻撃的な態度を取る」と語った。
DVD『妖精おじさん』は絶賛発売中！
