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“人間風車”ビル・ロビンソンさん死去 猪木氏「大変つらい」

 “人間風車”と呼ばれ、日本でも活躍した元プロレスラーのビル・ロビンソンさんが3日、米アーカンソー州で亡くなったと、4日付の新日本プロレスの公式サイトが発表した。75歳だった。

 ロビンソンさんは1938年、英国生まれ。68年、国際プロレスに初来日し、当時の外国人レスラーとしては珍しく、正統派レスラーとして人気を博した。ダブルアーム・スープレックスを武器に活躍し、75年12月のアントニオ猪木とのNWF世界ヘビー級戦、60分フルタイムドローの試合はいまもプロレスファンの間で語り継がれている。

 全日本プロレスでもジャイアント馬場、ジャンボ鶴田らとタイトルマッチを行ったが、85年に現役引退。99年に東京・高円寺のUWFスネークピットジャパンのコーチとして来日し、08年まで同ジムの指導に携わった。

 ロビンソンさんの訃報を受け、参議院議員で元プロレスラーの猪木氏は「我々と激闘を繰り広げた選手の旅立ちを見送るのは大変つらいものです。75年の試合は今でも思い出に残っております。故人の冥福をお祈りするとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と、コメントを発表した。

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