女優の大野いと（18）とタレントの椿鬼奴（41）が23日、都内で映画『偉大なる、しゅららぼん』（監督：水落豊／配給：東映、アスミック・エース）卒業の思い出を作ろう試写会！！に登場した。
万城目のベストセラー小説を原作にした同作は、琵琶湖エリア限定で不思議な力を持つ日出家当主の淡十郎（濱田岳）が小さな失恋をきっかけに、1300年間ライバル関係にあった同級生・棗広海（なつめ・ひろみ、渡辺大）とぶつかり合う摩訶不思議なパワースポット・アドベンチャー。
淡十郎に好かれ、棗に恋する同級生・沙月を演じた大野はこの春卒業予定の現役女子高生。奇妙な青春ストーリーに大野は「淡十郎が恋破れてしまって田んぼでワーって叫んじゃう所とか、すごくわかります。恥ずかしかったり、悔しかったりするとワーって私も叫びたくなる」と共感した。
一方、会場の卒業を控えた中高生たちの先生として登場した椿は「この映画との共通点はパワースポットが好きだからぐらい」と自嘲気味語りながらも「そういえば私も学生の時は友達のことばかり考えて、どこのグループに入ろうかとか真剣に悩んでいたことを思い出しました」としみじみと語った。
淡十郎と棗のどちらがいいかを聞かれると「（選ぶのは）全然簡単です。棗くんの方が断然いいです。やっぱり助けに来てくれるということが起きたら、絶対にそれは恋に落ちちゃいますよね。淡十郎くんはゆるキャラみたいな感じで、面白い、かわいいなーぐらいです。恋愛にはならない」とバッサリ。劇中では岡田将生演じる涼介と仲の良い役だが、椿が「涼介のように仲いい人と、5年後とか同窓会で再会すると、“アレ？”って感じになるかも」と経験に裏付けられた分析をすると、大野も「同窓会楽しみです！」と恋愛トークに花を咲かせた。
また、学生時代の思い出を聞かれると「文化祭で調理部で喫茶店を開いて、パンプキンプリンを作って販売したことです」と話す大野に、椿は「案外しょうもないことを思い出しますね。校則が厳しくて、肉まんを買い食いしただけで住人から通報されて、すぐに怖い先生が車で乗り付けてきて反省文を書かされたこととか。住民の冷たさ、先生の機動力、悔しい思いでいっぱいです」と笑いを誘った。
春からの新生活に大野は「大学に進学するので、いろんなことがやりたいんですけど、まずは友達を。テスト勉強とか範囲とかを教えてもらいたいです。授業とかも楽しみです」とフレッシュなコメント。逆に椿は「今年こそは結婚しようと思っているんです。秋口には結婚して、年末には森三中の大島さんのように妊活か産休に入る感じで」と真剣に目標を語った。
『偉大なる、しゅららぼん』は3月8日全国ロードショー！
