福岡市を中心に活躍しているAKB48グループの『HKT48』が16日、東京・お台場ヴィーナスフォートで行われた「青森りんごファン感謝祭」に登場した。第5代「青森りんごクイーン」に選ばれ、授賞式、トークショー、ライブと盛り上げた。また、りんご姿に扮したファン3000人余がギネス記録に挑戦するのを応援した。
“さっしー”指原莉乃（21、チームH）、“らぶたん”多田愛佳（19、チームKIV）、“はるっぴ”兒玉遥（チームH、17）、“さくら”宮脇咲良（15、チームKIV）、“める”田島芽瑠（14、研究生）、“みお”朝長美桜（15、研究生）がトークショーに出席。16人で『会いたかった』『HKT48』の2曲を披露した。
「青森りんごクイーン」は毎年、青森りんごのイメージに合うしなやかで健康的な女性著名人が選ばれ、過去には東京都出身の上戸彩（初代）、東京都出身の安めぐみ（2代目）、三重県出身の浅尾美和（3代目）、佐賀県出身の優木まおみ（4代目）と、これまでも青森県出身者ではない著名人が選ばれてきた。
さっしーは、「最初、（福岡県と青森県では）かけ離れた場所で縁もないのに、どうして私たちなんだろう」と、疑問に思ったそうだが、「健康的であることがリンゴのイメージにマッチしている」「元気があって勢いがある」と、説明を受けたという。
続けて、「HKT48が（青森りんごクイーンに）選ばれたことを嬉しく思っております。歴代の受賞された方々を見ますと、すばらしい方々ばかりで、私たちでいいのか不安なんですが、この賞に恥じぬように頑張っていきたい」と、感謝の言葉を述べた。
メンバーたちは、よく日ごろからりんごを食べているそうで、特に、めるは、「アップルパイにりんごジュース、りんご大好き！」と、ポスターに書くほど。MCから「アップルパイは作ったりしますか？」と問われると、「作ったり？・・・食べる専門で。今度作ってみます」と、苦笑いして会場は笑いに包まれた。
りんごには「りんごポリフェノール」という成分が入っていて、「りんごの皮に特に多く含まれているんですけど、血液循環が良くなる。花粉症やアトピー性皮膚炎を押さえる効果。肌を白くする効果。疲労回復。便秘にも効く。美容のための果物で、『一日一個のリンゴは医者いらず』といわれるほど」などと、りんごの効果を説明され、「美肌」などの言葉に大いに関心を示しながら、聴き入っていた。
この後、りんごに関する問題が3つ出題されたが、りんご大好きなめるは全問正解。クイズの最中、なんども正解で獲得したりんごの香りを嗅ぎ、いまにも食べそうに口を大きく開けて、ガブリと食べる仕草をしていためる。ギリギリのところで我慢していたが、クイズ終了とともにガブリッ！「甘～い」「美味しい～」と、ニコニコとごきげんのめる。
その様子を見てさっしーが、「先輩にマイク持たせてりんご囓るかね」と、一言、笑いながらツッコミ。「すいません」と言いつつもリンゴは手放さず。MCから「それでは、ミニライブを」といわれ、途中までかじったリンゴをカゴに入れていいのかどうかわからず、バタバタする様子も可愛らしく、会場からはほのぼのとした笑いが起きた。
イベントでは、青森のりんごを世界的に広めようということで、「１つの場所でフルーツの仮装をした人が最も多く集まる」ギネス世界記録に挑戦した。これまでの記録は、昨年6月にイギリスで達成された292人だった。5分間継続して「果物になりきる」ため、頭の先のヘタの部分もふくらみを持たせていないといけないという厳しい基準の元、この日、りんごの仮装をしたファン300余人が挑戦。失格者を4名出しながらも303人で見事に記録更新となった。
ギネスの新記録達成にさっしーは、「正直、失格された方が何人かいて、ヤバイと思いました。ちょっとしたミスでも厳しいので、あらためてギネスの凄さも感じることができました。みなさんの一致団結した力は素晴らしいです。この記録はみんなで作りあげたので、家に帰って家族に自慢してください」と、笑顔で称えた。
イベント終了後、さっしーは、あらためてギネスブックの新記録達成を目のあたりにしたことについて、「記念すべき瞬間に居合わせらたのが初めてでしたので、うれしいです」と喜ぶと、「HKT48で、（ギネス記録に挑戦を）やりたいですね」と、メンバーにふる。「どれだけたくさんの人とメロンジュースを飲めるか」との提案があると、さっしーは、「メロンの格好して、この記録抜こうか」と盛り上がった。
ギネス世界記録挑戦中にHKT48によるミニライブが行われ、イベントに出演した6名のほかに10名のメンバーが駆け付け『会いたかった』『HKT48』の2曲を歌唱。新曲の『メロンジュース』を歌わなかったことをツッコまれたさっしーは、「空気読めないと思われるのが嫌なので…」と、答える。
自身がヘタレキャラと言われてきた事に、「ヘタレと言われたのが、バンジージャンプを飛べなかったからという件だけ。元々は気が強かったのでなんでだろう」と、納得いっていなかったことを強調。しかし、「今、バンジージャンプを飛ぶことになったら、ヘタレキャラに戻るんじゃないのかと思います」と、バンジージャンプ限定ながら“ヘタレ”を認めた。
“ゆうこ”大島優子（25、チームK）の卒業で、さっしーが「次世代エース」としてと聞かれると、さっしーは、「21(歳)なので、次世代とは思っていない。若い子たちに、引っ張っていってもらいたい」と劇場支配人らしい顔をみせた。
また、らぶたんが、新設された「チームKIV」のキャプテンを努めこととなったが、「末っ子で甘えるのが得意なので、しっかりしてないんですよ性格が。キャプテンとは真逆なんです」と、タイプじゃないことを強調しつつも、「いいチームにできる自信は、たかみな（高橋みなみ）の背中をみていたのであります」と、抱負を語った。
同イベントには、青森県の三村申吾知事、「ミスりんごあおもり」の猪股美佳子さん、齋藤一乃さん、青森県のゆるキャラ「りん太くん」、一般社団法人青森県りんご対策協議会 副会長 加川雅人氏、一般社団法人青森県りんご対策協議会 理事 青森りんご宣伝実務委員長 高木登氏らが、青森りんごのPRを行った。
なおHKTはこの日、AKB48の本拠地・秋葉原以外では初めてとなる出張公演を、渋谷で行った。
