雨宮慶太総監督（54）が30日、東京・スペースFS汐留で人気特撮ドラマ『牙狼＜GARO＞』の4月からの新テレビシリーズ『牙狼＜GARO＞―魔戒ノ花―』製作発表会見に主演の俳優・中山麻聖（25）、水石亜飛夢（18）、女優・石橋菜津美（21）とともに登壇した。
原点回帰として一話完結のストーリーを復活させ、牙狼の生みの親、雨宮総監督のもと歴代最強の黄金騎士ガロの物語が描かれる。主人公・冴島雷牙を俳優・三田村邦彦を父に持つ中山が、ヒロイン・マユリ役を水石が、クロウ役をミュージカル『テニスの王子様』で人気の水石が演じることとなり、毎話豪華ゲストなども出演し、映画『牙狼-GARO- ～蒼哭ノ魔竜～』でジュダム役で出演した松坂慶子（61）もまったく別の役で再登場することが明かされた。
雨宮総監督は、本作が生まれた背景について、「冴島鋼牙という物語をやってきて1つ完結したんですけど、僕の中で、そのつながる系図の話をしっかり形にしたいなと思いました」と、思いを語りつつ、「ネタバレになりそうですけど、（キャスト3人の）この並びがすごく大きな意味を持ってくる」と、意味深発言も。
タイトルに『魔戒ノ花』となっていることへは、「なんとなく、不思議な感じだからつけたということはなく、最後まで観てもらうと、意味がある言葉なんで、それを伝えるために頑張って撮りました」と、解説した。
これまでのシリーズも踏襲しつつ、「今回は非常にフラットで、牙狼で一番やりたかったことを、気持ちを替えて夜、仕事で疲れて帰ってきた人が観て、1話完結のなんかおもしろい話をやりたいと思って、話数によってテイストが違う楽しいドラマを作りたいなと思った。そこが自然にお話になっていった」とも語った。
撮影にもこれまでとは違う工夫もあったそうで、雨宮総監督は、「現場にあるものは現場で撮ろうとか、今までの牙狼の中で一番撮り切りというか、その辺にこだわりを持って撮ってました」と、現場の空気を大事にしていたそうだ。
ほかにも、キャスティングについて、「割と僕の作品は役者さんでほぼ決まっちゃうんで、自分の考えていることをできるキャラクターしかキャスティングしませんので、半分はたぶん大丈夫だろうと。残り半分は僕らとか、スタッフと一緒に、衣装とかメイクとか、アクションとかで作っていく感じです」と、プロダクトについて語りつつ、「まったく新しい3人だったんで、1からつくり上げるというのは楽しいんだなというのは僕も教わりました」と、コメントを寄せていた。
そして見どころについては、「脚本家と演出の妙というか、毎回違った感じの面白さを追求していますので、逆に言うと一話は、『これぞ牙狼』という感じのものを作ったんですけど、2話以降、変化球もいっぱいありますので、気持ち悪いのが好きな人とか、楽しいのが好きな人とかいっぱいいると思いますけど、20数本の中で必ず1本好きな話があるはずなので、最後まで見て頂けるといいなと思っています」と、呼びかけていた。
特撮ドラマ『牙狼＜GARO＞―魔戒ノ花―』は、4月よりテレビ東京系6局、スターチャンネル（BS10ch）、CSチャンネル・ファミリー劇場にて放送開始！
■本作出演予定の特別ゲスト27人
秋元才加、天野ひろゆき、安藤遥、石井正則、石塚義之、柄本時生、大杉漣、影山ヒロノブ、ガッツ石松、きたろう、黒木桃子、桑江咲菜、佐伯日菜子、セインカミュ、高橋楓翔、羽野晶紀、日村勇紀、松方弘樹、松坂慶子、ミッキー・カーチス、宮地真緒、吉井怜、ROLLY、我妻三輪子、渡辺大ほか
