俳優のレオナルド・ディカプリオ(39)が28日、都内で映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(監督:マーティン・スコセッシ/配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン)のジャパンプレミアをジョナ・ヒル(30)、マーティン・スコセッシ監督(71)と行った。
「あるがままに、完全に野放しで、ルールもない、信じられないような数年間をそのまま描こう」(レオナルド・ディカプリオ)
ディカプリオがプロデューサーを務め、スコセッシ監督がメガホンを取った同作は80年代から90年代にかけてのウォール街で金儲けと底抜けの放蕩を繰り広げたジョーダン・ベルフォートの半生を描く物語。早くもディカプリオ最高の演技と評されゴールデングローブ賞・主演男優賞を受賞。アカデミー賞で主要5部門ノミネートされた話題作がいよいよ公開!
3人は作品のカラーであるイエローカーペットに登場。昨日羽田に到着した際にはファン1000が熱烈に歓迎した(参照:http://japan-newslounge.com/archives/113182)が、この日も「レオ様ー!」という大歓声に迎えられて、終始リラックスモード。フォトセッション中にも監督やヒルと語り合い、笑顔をこぼした。
ステージに登場したディカプリオは「7年間制作にかかっているんですけど、本当に情熱を注いだ作品なんです。だからアカデミー賞がこの作品を認めてくださっただけで十分満足しています」と感無量。「ハリウッドで作るにはリスキーな部分もありました。でも現代を反映している作品だと思いますし、この映画を作れたというだけで賞を受賞した気分になってますよ。ノミネートされていることを光栄に思ってます」と語りかけた。
そんなディカプリオはステージ上でもリラックスした表情でiPhoneを手に観客と報道陣を記念撮影。飽きることなく“写メ”やムービーを撮り続けているディカプリオにスコセッシ監督は「ちゃんと持て」とカメラワークをアドバイスして笑いを誘った。
プロデューサーを務めたことに、ディカプリオは「僕が演じるキャラクターは非常に猥雑(わいざつ)なキャラクター。できるだけ忠実に描いていこうと思いました。独創的なユニークなものに、スタイルとしても変わったものになってます。人間の闇の部分にスポットを当てていて、題材は深刻なものなんです」と真面目にコメント。しかし、通訳が訳している間もiPhoneで撮影を続け、「トークの間は撮影禁止」という報道陣へのアナウンスを聞くと、撮影の手を止め「ごめん」と照れ笑いだった。
最後にディカプリオは「映画全体が狂気に満ちていると思います。この映画を携えて日本に来れたことが嬉しい」とニッコリ。スコセッシ監督も「今作はレオにとっても、私にとってもキャラクターにとても自由に取り組むことができた。とてもとてもファニーでシリアスな作品として撮っていますので、ぜひ楽しんでください」と語った。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は1月31日全国ロードショー!