俳優の岡田将生（24）が21日、都内で映画『偉大なる、しゅららぼん』（監督：水落豊／配給：東映、アスミック・エース）完成披露試写会に濱田岳（25）、渡辺大（29）、貫地谷しほり（28）、水落豊監督（38）、ひこにゃんと出席した。
『鴨川ホルモー』や『プリンセス・トヨトミ』などで知られる人気作家・万城目の同名のベストセラー小説が映画になって登場。琵琶湖エリア限定で不思議な力を持つ日出家に、修行のために分家から涼介（岡田）がやってくる。“殿”である当主の淡十郎（濱田）に“供の者”として扱われる涼介だが、否が応にもライバル一族との間に沸き起こる騒動に巻き込まれてしまう…というストーリー。主題歌をももいろクローバーZの『堂々平和宣言』が担当する。
所属事務所の“後輩”であるももクロのテーマソングに、岡田は「この映画にピッタシな歌。昔から知っていたので、主題歌になって嬉しかった。5、6年前から知ってるんです」とニッコリ。主演の濱田は、今をときめくももクロに「パワフルな彼女たちにあやかろうという気持ちがひしひしと伝わります」と笑った。
濱田と岡田と渡辺は映画の中では高校生を演じているが、濱田は「おじさんになりかけの人が学ランを着て一所懸命やりました。優しい目で見てください」と会場に呼びかけた。約1ヵ月にわたり琵琶湖近隣で撮影された作品に「夜ご飯を毎日一緒に食べたり、珍しいと思うぐらいみんな仲良しでした」と笑顔で語った。
渡辺は「この出演陣の中でLINEのグループトークとか作ってずっと喋っているんですよ。『今日どこいくの？』とか」と話すと、貫地谷は「大ちゃんしか喋ってないじゃないですか」と笑いながらツッコミ。岡田が「ほとんどみんなシカトしてますから」と苦笑すると、渡辺は「みんな“既読”つけてるのに、誰も返事しない。返事すらよこさない！」と“既読スルー”にちょぴり“おこ”だった。
その岡田は「ガッくん（濱田）とかほとんど一ヶ月まるまる隣の部屋で、朝から夜まで一緒にいるような感じでした。同棲しているような感じで」と恥ずかしそうに告白。貫地谷によると濱田が部屋を開けるととても寂しそうにしていたということで渡辺が「岡田くんはほんと寂しがり屋。ふたりはずっとニコイチみたいで、ガッちゃんが東京に帰ったりすると、僕がソファで寝ている隣りに、床で一緒になって寝たり…」と明かすと、岡田は「ちょっとまて、そんなことしたことないぞ！」と慌てて否定していた。
しかし、貫地谷からは「岡田さんがいじられキャラでみんなのアイドル。子犬系ですね」と言われ、渡辺からは「後ろについてくるよな」とイジられると、岡田は「僕はほんと違うの、俺、しっかりしてます！」と主張するのが精一杯だった。
また、「どんな不思議な力を持ちたいか？」という質問には、岡田は「ロケだと天気に左右されることがとても多いので、天気を操れる力が欲しいな…」と答えるも、物足りない回答に共演者たちからは生暖かい視線が。再び回答を求められると「僕、夢がミュージシャンなんです」と突然のカミングアウト。ざわめく会場に「人前に立つのがほんと苦手で、緊張しいで。ミュージシャンの方ってほんと気持よさそうに歌うじゃないですか。そして僕が歌下手なんです。音痴なんです。歌が上手くなり人前で緊張しない能力が欲しいです」と語った。しかし、再び貫地谷から「でもカラオケで気持よさそうに歌ってたよね？」と指摘されると「…次行きましょう」とイジラれ倒しだった。
『偉大なる、しゅららぼん』は3月8日全国ロードショー！
