女優・志保(21)と俳優・高木心平(28)が18日、都内で行われたW主演映画『年上ノ彼女』(監督:植田中/エスピーオー)の初日舞台あいさつに、グラドル・内野未来(25)、女優・緑有利恵(22)、俳優・奥野瑛太(27)、植田監督(44)らとともに登壇した。
『仮面ライダーフォーゼ』に出演し、映画初主演となった志保は、「私自身も大きな挑戦でした」と言うと、高木は、「チャレンジだったから。緊張して」と、同棲生活が舞台ということで、ちょっぴりエッチなシーンもあり、ほぼ出ずっぱりの2人は、長時間の撮影で睡眠不足になりながら頑張ったという。
原作は、2003年~06年まで、『ヤングアニマル嵐』(白泉社刊)で連載され、累計発行部数70万部(コミックス全6巻)のベストセラーコミックスである甘詰留太の同名マンガ。生身の女性に対するトラウマを抱えた大学生が、ちょっぴりエッチな年上の女性との同棲生活を通して成長していく過程をさわやかに描いた青春ラブコメディ。
“25歳の年上の彼女”小山内揚羽を演じるのは、『仮面ライダーフォーゼ』に出演していた映画初主演の志保。「マンガが大好きで、他のマンガ原作(の映像化作品)だと、『これはキャラがなぁー』とかいっていた側だから、実際、自分がマンガ原作のやつに出るってなるとすごいプレッシャー。だからそういうところを見て『揚羽なってんじゃん!』って思ってくれたら嬉しいわー」と、役作りへの苦労を語った。
すると、志保の「嬉しいわー」という口調にキャストたちから、「友だちか」「ビックリしたぁー」「居酒屋か」と、総ツッコミが入る。高木が、「志保ちゃんはそのままだよね。男勝りというか活発な感じ」と、フォローするなど、撮影現場でも終始、こんな和やかな雰囲気だったようで、5人とも仲がいいことがわかる。
揚羽と同居することになる大学2年生の伊藤努を演じるのは、『ミュージカル テニスの王子様』や『桜蘭高校ホスト部』などの高木心平。「チャレンジだったというか、こういう役をやるのが初めてだったので、お客さんの反応を昨日、ベッドで妄想しました。あまり寝付けないまま今日来ました」と、ドキドキだった様子。
というのも、「原作モノは何度もやらせてもらったことはあるんですけど、今回ほど自分がどう映っているのかが想像できなかった原作はなかったですね。モニターチェックする時間もなかったから、できあがりを見て、はじめてこういうふうにできているということが分かった」と、理由を語った。
常に意識していた点について高木は、「周りの皆さんが個性的だから、ナチュラルでいようというのがあって。男性の方が見る作品だと思うので、『こういう勉の気持ちわかるな』とか『こういうことあるよな』と、見てくださった男性の方にもわかってもらえるようにお芝居できたらいなぁ」と、現場では考えながら演じていたという。
「ちょっとエッチな年上の女性との同棲生活」を描いているということで、志保と高木はちょっとセクシーなシーンも多かった。
先輩の深見沢圭を演じる奥野は、「お正月早々、わざわざ六本木まで他人の恋愛を観に来ていただきまして、ありがとうございます。大学生のペッティングをみなさん楽しんでいただけたかなと思っております」と、あいさつで笑わせた。
さらに奥野は、「本編見てはじめて、こんなに2人でペッティングしてたんだと思って」というと、高木と志保から、「言い方が」と、チェックが入る。奥野は、「こんなに2人で絡んでいるシーンがあるんだ」と、言い直し、「我々といるときは、普段、おくびにもださない。すごい爽やかだったのに、裏でこんなことやっていたんだ」と、煽って笑いを誘った。
映画だけでは完結せず、劇場公開に先駆けて、NOTTVで1月10日より毎週金曜日、午後9時から放送されている。また、1巻~6巻までのノーカット版DVD-BOXが2月5日に発売とレンタルされる。
映画の続きの内容について志保は、「その後は、それぞれの恋愛物語があります。私の過去や勉くんの気持ち、勉くんが調子のっちゃうなど。それを2人でいろいろなことして乗り越えていく。後半に行くにつれて濃くなってくる。ホロッとくる。自分的にも頑張ったシーンが詰まっているので、観てください。私的に5、6話を一番みてほしい。最後を見てほしい。そうすると、話自体が一本にまとまるということもあるので、見てください。感想お待ちしてます」と、アピールした。
【ストーリー】大学2年生の伊藤努(高木心平)は所属する“児童文化研究会”の新入生歓迎会で、色白で黒髪の美少女・小山内揚羽(志保)と出会う。小柄であどけない容姿の彼女は、実は25歳で年上の新入生。努は、幼少期の“あるイメージ”がトラウマとなり、生身の女性に恐怖感を抱いていたが、そんな努の夢に出てくる謎の美少女と揚羽は瓜二つだった。新歓コンパでの努の様子が気になる揚羽は酔った勢いもあり大人の魅力で努に迫るが、その同時刻、なんと努のアパートは火事で全焼、サークルの面々のおせっかいもあり、二人は晴れて?同棲生活を始める。サークル主催の人形劇や、夏季合宿などのイベントもあり、少しずつ接近する2人(いまだ努はチェリーボーイ)だったが、ある日、揚羽は書置きを残し、忽然と努の前から姿を消すー。
同作は18日より、東京・六本木のシネマート六本木にてロードショー。