“しょこたん”こと女優でタレント・中川翔子（28）が12月19日、東京・ビレッジヴァンガード渋谷宇田川店で行われた『ヴィレッジヴァンガード×ヌイグルマーZ福袋』発表イベントに1日店長として登場し『ヌイグルマーZ』完成披露試写（参照記事：http://japan-newslounge.com/archives/104763）のときのように思いを爆発させた。
中川にとって初主演となる2014年1月25日公開の『ヌイグルマーZ』（監督：井口昇、原作：大槻ケンヂ）とヴィレッジヴァンガードとがコラボした福袋。パッケージバッグのイラストは中川が特別に書き下ろしたオリジナルのイラストがプリントされている。福袋の中身は中川考案のフワフワヌンチャクと映画オリジナルTシャツが1点のほか、ビレバングッズが数点入る。
劇中衣装のピンクがベースのロリータファッションで登場した中川は「ヴィレッジヴァンガードという聖地でみなさんと濃密なタイムを過ごせて興奮してます！」とテンションは早くもトップギア。下積時代からほぼ全財産をヴィレッジヴァンガードでの書籍や不思議なグッズ購入に投じ、ひきこもりのブロガー時代にビレバンの黄色いポップに『しょこたんはビレバンの天使！』と書かれているのを発見したときは「『世の中に私のことを知っている人なんて誰もいないんだ～』と毎日ネガティブにヒザを抱えていた日々に、私の脳を創っているビレバン様がポップに書いてくださるなんて～！一生忘れない！と心に誓いました」と、エピソードを。
さらに「まさかの主演映画という夢の形とヴィレッジヴァンガードさんとコラボができて、しかも一日店長なんて、クリスマスと盆と正月とミラクルがたくさん降り積もって、うれしさで一杯です！『ビレバン』といえば『黄色いポップ』なので、そこには熱い思いが込められていますから、そこに書いてもらったんですから！そこから未来への思いが加速して、ブーストして、ヌイグルマーZにもつながったと思いますし、本当に感謝している、大好きな場所です！」と、しょこたんのマシンガントークは止まることなく、現在の活躍の原動力ともなったビレバンへのリスペクトの言葉が次々沸いてくる。
この日に気になった商品はジョジョコラボのスニーカーだといい「おたくで引きこもりなので運動不足なので、この一週間で2キロ太ってしまったので…購入して、中野区を走り回ろうと思います！オシャレでシンプルでさすがのセンスとチョイス」と絶賛。
映画については「主演をさせていただくと決まった瞬間から、人生の走馬灯が見えて止まらなくなりました！！！愛と勇気と希望と夢と友情と、そして女の子らしさ、そして宇宙で最高にカワイイ色『ピンク』が入り交じった最高にカオスなムービーが完成したと思いました！今の仕事に飛び込むきっかけになったのが『特撮』『変身したい！』という夢！夢がLevel28にして叶うなんて、今世では叶わないと思っていたんですが、特撮のオーディションを何度も落ちて、好きすぎると気持ち悪さに変わってしまって『イケナイのかな？』って思って、生まれ変わったら『もう一回、特撮のオーディションを受けよう！』と思っていた、ずっと心の中で思っていた思いが、ついにこのような形で叶って、アマロリを着た主人公『ダメ子』私とスゴく重なります。何をしてもダメで、何をしてても『何かあの人、変だよね』と浮いてしまう人生なんですけれども、大切な人を守りたいという気持ち、そして、こんなヒーローになりたい！カッコ良く活躍したい！と、この大好きな気持ちが爆発して、強く、カッコ良く変身して、戦っていくという、ダメでもいいんだ！、ダメでもその強い思いこそが夢への爆発力になるんだ！ということで人生と重なりました。当初の夢とは違った形でですけれども、こうして夢が叶った、そして、それが私が死んでからも、ずっと残る！地球が回る限りずっと残る！永遠に生きた証として残る！まだ生まれる、未来を作る子ども達への夢の架け橋となればと思いまして！息継ぎするの忘れて、また前歯が乾いてきたけど～すごく私の夢と希望と大好きが詰まった映画になってます。今悩んでいる方や思春期！私、十代の時、ず～とず～と悩み倒しておりましたので、そんな悩んでいる方や、大人になっても自分手『なんだかな～』と思ってる方だったり、そんな時に胃薬変わりになる映画になると思います。登場人物、全員どこかしらダメだったりするんですけど、その姿がまた魅力的で、微笑ましくって、お互いにない部分を出会った人同士で高めていく。そんなことが繰り広げられていきますね。学校では、なかなか出会えなかった、でもこんなところにいたじゃないか！という変な人たちがたくさん出てますのできっと勇気につながると思います！ビレバンに来る人はみんなツボだと思います！」と熱弁。
しかし、「大人の事情なんですけど、最初の2日間の入りで日数が決まってしまうと聞いてしまったので…『ヌイグルマーZ』たくさんお友達と！そして母と娘、親子で見てもらいたいですね！ピンクが大量に出てきます！宇宙最強にカワイイ色『ピンク』が出てきます！イケメンも出てくるんですけど、イケメンもダメだったり、すぐ死んだり、変だったりするんで、スゴくステキで面白いですよ！」と、営業トークも飛び出した。
出演が決まったときは「マンガみたいに『ワナワナ』震えてしまいました！床をゴロゴロ転がりました！それでも嬉しさが爆発しきれなかったので、母と手を取り合って高くジャンプしました！それでも足りなかったので外に出て走りました！ど～しよう、まだ夢なんじゃないかなと思ってます！映画館で見たら、息の根が止まっちゃうんじゃないかと思います」と、思い出を。
続けざまに「ずーとやりたかった『特撮』という2文字をみるだけで涙が出るくらい、特撮という世界が大好きです！夢とロマンとファンタジーとそしてアニメよりも現実よりの2.5次元だけれども、その中には現実ではなかなか出会えないスカッとする快感と興奮が、そして次への人生の希望が詰まっているので、見ると良いことしかないと思います！やっぱりサブカルの世界が好きな方には、みんなどっかしらで興奮できる濃い映画だと思います。続編を夢見てますので、ぜひ、映画館にお越しいただきたいと思います！初めて女の子が共感できる特撮になったと思います。特撮というとライダーを支えるヒロインだったり、戦隊モノだと5人の中の紅一点だったりするんですが『ヌイグルマーZ』は主人公がヒロインじゃなくて、愛する人を守るヒーローとしてピンクのフワフワでカッコいいヒーロー！出てくる女の子たちもそれぞれが自分の夢のために戦っています！女の子が誰かしらに共感できるという意味では斬新な特撮になっていると思います。そして特撮とゾンビが共演しているというのも意外になくて、ゾンビは世界中で愛されてます、そしてロリータファッションもフランスだったり世界中でクールジャパンのアイテムとして世界中で愛されている要素だったりするので、とにかく欲張り、貪欲ムービーになってます！」と、女の子でも楽しめる『特撮』であると力説。
ロリータファッションの衣装については撮影初日に社長から「28でそれを着るのか！」と言われたが「特撮は『ファンタジー』なので年齢とか気にしてはいけません！」と切り返したのだとか。そんな中川も10代でロリータファッションを着る勇気がなかったそうで、「後悔してましたが、ダメ子のおかげで、思う存分、衣装合わせのときに一番凄まじいやつを選んだんですけども、今は洋服のようにしっくり、今は素肌のように全裸のような気持ちです」ともはや体の一部と化した様子を見せていた。
さらに、中川が中学生時代に製作したピンクのヌンチャクが衣装のカラーとマッチしたそうで、映画でも共演が実現「ヌンチャクも成仏できました！と言ってます」とヌンチャクの言葉を代弁。映画に登場するアイテムでクマのぬいぐるみの『ぶーすけ』の話になり、「ぶーすけも活躍してくれたんですよ！こうやって抱きしめて」と突如「ヌイグルマー！」と宇宙刑事ギャバンをイメージした変身ポーズを全力で披露。
「ホントにうれしかったですよ！脳内エンドルフィンとアドレナリンと貪欲汁といろんなカオス汁が全身から溢れ出しながらの撮影で一秒たりとも、すべての瞬間忘れないと思いながら！ゾンビのみなさんも邦画史上最大の109人！ですよ！ワイヤーアクションを操作してくれた人がシンケンジャーのイエローの中の人とか、尊敬する方が目白押しで！！ゾンビ109人を倒すシーンは私がダメ子の姿で中学時代に作ったヌンチャクで倒すシーンではゾンビの一人が、私がオタクになるきっかけになったタイムレンジャーのレッドの中の人がゾンビとして、そこにいて『私が今、ヒーローになってタイムレンジャーの中の人を倒しているんだ～うわぁ～』って輪廻転生しちゃいましたね！嬉しすぎて！それぐらいうれしさと昂りがすべてのコマに宿ってますね！目とか動きに興奮が宿ってるのでビジネスとかではなくって、とにかく全てを詰め込んだ感じですね！その思いが宿っていたらうれしいなと思います」と、語った。
原作者の大槻ケンヂとのデュエットの話になると「大槻ケンヂさんはジョジョだったり、楳図かずお先生の作品だったりエヴァの綾波レイのモチーフになったりとあらゆる人生で影響を受けた、すばらしい作品たちのモチーフになってる『生きる伝説ですね』ずーとサブカルの大スターでありながらも、中野とかで歩いているところを見たこともありますし！新宿でばったりお会いしたときも『あ～翔子ちゃ～ん！』って話かけてもらったこともありますし、すごく気さくで、でもカッコ良くて、そんな憧れの方と歌うことができて、ものスゴくうれしかったですね！」とリスペクト発言。
曲の仕上がりについては「スゴくうれしかったです！ヌイグルマーZは曲がモチーフになって、小説になって、特撮Verと水木一郎さんVerがあって何度も作品が輪廻転生しているんですね、映画で女子Verで私が歌わせていただくことになって、男子とデュエットできるという楽曲にメタモルフォーゼしたんですけども、すごく気持ちの良い曲ですねシャウトして『ヌイグルマー！』ってツアーでも歌わさせていただいたんですが、最終日に大槻ケンヂさんが乱入してきてくださって、特撮の特攻服を着て、しかもマイ・ヌンチャクを持って参戦してくださって、スゴくうれしかったですよ！人伝てに、大槻さんから『翔子ちゃん、もっとヌンチャクの練習しといたほうがイイよ』って伝言が届いてたんですけれども…。その日は歌いながら、ヌンチャクコラボもできて、叫びながら、ハモっていったり、だんだん髪の毛を引きちぎりたくなるような、自分の日々のストレスとか体裁とか、もうどうでもイイや！ってなるような、暴れる方がイイや！生きているなら、これやっちゃわないともったいない！そんな気持ちにさせる曲ですね！（歌詞を）一行読んだら『あ～これ大槻さん世界の曲だ～』ってすぐわかるステキな曲です。私も大好きな曲ですし、大槻さんと一緒に歌えた歌が生きた証ですし、永遠に刻まれるという、これもスゴくうれしいです！」と、語っていた。
福袋の話になると「変なモノは描けないぞ！ということで何度も書き直しました。ヌイグルマーZの愛をこめてイラストを描かせていただきました。カワイさとカッコ良さと包帯萌えとか、ちょっと破れて素肌が見えているセクシーな感じとか見れば見るほど、絵に描いてみるとなおさら興奮できる、すてきなカッコ良くて、カワイらしいデザインなので絵に描きながらも楽しいし、なによりピンクはピンクでも良いピンク！宇宙で一番好きなビビットピンクのチョイスを悩みながら描きました！ヌイグルマーは大好きなピンクですよね！」とイラストにも中川のこだわりが見える。
福袋の中身は「前代未聞のカオスになっています！」と取り出したのはヌンチャク「ついに商品化でございます！私が中学の時にこしらえた、体の一部となっているピンクのファーヌンチャクがアイテムとなって登場しております！これからは女の子が1人1本ヌンチャクを持ち歩く未来が来たということですね！スゴく軽いんですよ！痴漢撃退にも効果抜群ですし！携帯に便利ですし、男の子が持ってもオシャレだと思います！」と、熱弁し中川が唯一できる運動というヌンチャク裁きをBGMにのせて披露し「ワチャ～」の声とともに決めポーズを決めた。
「クリスマスに難しい料理に挑戦する」と宣言した中川にMCから何を作るのか聞かれると「昨年はボッチでチョコレートをずっと作っていたので、今年もおそらくボッチだと思うので時間がかかる料理をこしらえてみようと思うんですけど、クッキングパパで読んだ七面鳥に野菜を詰め込んでオーブンで焼くというのをやろうかな～オーブンを使ったりとか大掛かりな料理をすると必ず焦げたり、爆発して、白い白煙が上がってネコたちが『ギャオス』と逃げ回るという…事件が2度ほど起きているので…今度こそガンバろうと思います」と映画の話の時より、自信がないのかトーンダウンしたが「ヌンチャクのウマいオタクな男子、もらってください！！毎日のように言ってるな…」とクリスマスの予定を話していた。
お正月はゲームやマンガに費やす予定でいたようだが「3日からスリランカへ行くことになってて～ゲームと本をたくさん持っていこうと思うので、この後、本を大量買いしていきます！」と大人買い宣言。
その後、一日店長としてヴィレッジヴァンガードの黄色のポップにイラストを描くことに「ビレバンと言えばのポップに描くのがうれしくて！撮影時のような脳内エンドルフィンとかいろんなモノがダクダクと出ながら描きました！このイラストも見に来てくださいね！多くの人に見られながら絵を描くなんて、照れちゃいましたけど、ビレバンさんのポップって買いたくなるなにかが宿っているんですよね、本当にこれが好きだから、その描いたなにかが宿るんだと思います。私もヌイグルマーZが大好きなので、心をこめて描かせていただきました」と描き上げた。なおポップは12月20日から掲示される。
最後に「１月25日公開がまもなく迫ってまいりました『ヌイグルマーZ』そしてサブカルの聖地ヴィレッジヴァンガードと夢のコラボということで私もなにより、死ぬほど興奮しております！ヌイグルマーZは私の夢とたくさんの方の努力と夢とガンバリの結晶です。笑顔がたくさん詰まってる、必ず元気になれる映画になってます、そして女の子がワクワク、ドキドキ、興奮そしてヒートアップできる作品になってます、ヴィレッジヴァンガードの世界が好きな人は心のツボが刺激される間違いない作品ですので、このコラボをきっかけにヌイグルマーZを知っていただけたら、すごくうれしいいです！元旦から発売の福袋、ヌンチャクが必ず入っている福袋すごくステキだと思うので、ぜひゲットしてください！ヌイグルマーZを愛してください！よろしくお願いします！」とPRしイベントは終了した。
その後の囲み会見では「胸が一杯です！ビレバンで見つけた本を読みあさり、今の自分になったと思うとヌイグルマーZにつながった部分もたくさんあると思うので、すばらしいセンスとコラボできて、今回すごくうれしいですね！」と語ってくれた。
撮影現場は中川にとって「ヘブンでした！サンクチュアリでした！ゾンビが憧れのヒーローの中の人で、ヌンチャクを振ると華麗に吹っ飛んでくれて、こんなに生きていて良かったと思える日々がないぐらいに、今までの人生の積み重ねが全部つながったんだなと思うぐらい、私の夢と人生の結晶だなと思いました」と、止まらない中川。
中野や浅草の武器屋でヌンチャクを物色し部屋の中や車の中に常備しているといい「ヌンチャクを振っているときだけが、すごく活き活きできるので、クリーミィーマミが魔法のスティックを振るように、セーラームーンがムーンスティックを振るように、中川翔子はヌンチャクを振るように生まれてきたんだなと思いますし、結婚する殿方もヌンチャクがウマくないとなと思います」もはや体の一部、なくてはならい一品のようである。
好きな男性のタイプもヌンチャクは必須、さらに「ネコが好きで、ゲームが私より強くて、ビレバンのようなサブカルの深い知識をある方を尊敬したいと思うので、そういう本をたくさん読む人ですね」という。
福袋もよく買うという中川は「ネットでランジェリーの福袋とか大量に買います！パンツとか、カワいいパンツを買うと必ず母に先に履かれるので買っても追いつかない状況です」と、実情も。
報道陣から「ヴィレッジヴァンガードの一日店長をした感想をショコタン語で」と無茶ブリが飛ぶと「ショコタン語ってこういう時しか使わないんですよね…」と自らポロリと暴露するが「今日はビレッジヴァンガードの一日店長になれて『ビックバン・サブカル・レシャス！』」と披露し会見は終了した。
