『第64回 NHK紅白歌合戦』のリハーサルが29日、東京・渋谷NHKホールで開かれ、初出場の泉谷しげる（65）がリハーサルでバンドメンバーに“ブチギレ”るハプニングを起こした。
バンドメンバーが先にステージ入り、セットを組み、音合わせを整えると、黒い毛糸の帽子に黒いセーターに黒いジャケット、破れたジーパンと、泉谷スタイルで登場。ユックリと楽屋通路口を歩き、記者たちの前に来ると、「1番歌って帰るから」と、ニヤリと笑って毒づく。
ステージで歌唱曲『春夏秋冬2014』の音合わせが始まったのをモニターで見ていると、泉谷がセリフを言った後、アカペラパートに行くはずのところで、ドラムが叩き続けてしまった。泉谷は「コラッ！やるんじゃねえバカ！」と一喝。明らかにさっきまでとは違った怖い表情になる。最後まで歌い終えると、すぐに、「やめたもう」というと、ステージを立ち去ってしまった。
スタッフたちの顔は緊張で表情か硬い。なんともいえず暗転したステージにピーンと張りつめた空気。しばらくして、泉谷は再び戻ってくると、「めんどくせえなぁ」と、つぶやきながらもリハーサルを再開。今度はちゃんとアカペラ部分にドラムの演奏はなかったが、歌い終わり、引き上げるときに、スタッフにギターを荒々しく放り投げる。
その後、臨んだ会見（http://japan-newslounge.com/archives/108533）では、激怒が嘘のように「何回もやらせやがる。１回で決めろバカヤロー」と、涼しい顔。ドラムの失敗したことを問われ、「あいつは気合入っちゃってるんですよ、『NHKだ！』って（気負っている）。ここはテレ東だと思えと言っときました」と、怪気炎を上げながらも、ニコニコしながら会見に応じていた。
