“うっきー”ことガールズユニット『9nine』メンバーで女優・佐武宇綺が7日、都内でアニメ『スペース☆ダンディ』完成披露イベント『師走だよ。ひと足先にみるじゃんよ！』にダンディ役・諏訪部順一、ミャウ役・吉野裕行、『ボンズ』代表取締役の南雅彦プロデューサーとともに登場した。
『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎×『STAR DRIVER 輝きのタクト』の伊藤嘉之×『交響詩篇エウレカセブン』のBONESという豪華スタッフが集結して贈るスペースSFコメディ作品。佐武はメインキャストの旧型掃除機ロボット「QT」の声を当てることとなる。
ワンピース姿で現れた佐武。南プロデューサーからの「4人そろって9nineです！」との掛け声に9nineポーズを決めるというお茶目さを全開でイベントがスタート。「来てくださった方には大きく笑って頂けるような内容ですので、笑みをこぼしながら帰っていただきたいです！」と、佐武がコメントし、まず1話が上映される。その狙いどおり、観客は場面に込められた数々のオマージュや斜め上行く展開に大爆笑することに。
1話の上映が終わり、再登場した佐武は、諏訪部から「QTがカワイイと評判でしたね。人気で出てゆるキャラブームみたいな感じで、世界にどんどん出ていってほしい」と、褒めると、佐武は「みなさんに愛されるキャラクターになりますので、よろしくお願いします！」と、笑みがこぼれた。
3話までの上映が終わりトークパートになると、佐武は、QTについてオーディションは別の役で受けていたことを明かすことに。諏訪部から「ダンディ受けたの？」とからかわれ「別です！」と、返しつつ、オーディション時のことについて、「『そっちの台本読んで下さいと言われて、南プロデューサーさんがその場に居てくれたんですけど、緊張していて、セリフを間違えちゃって、3％を『さんぱー』って言っちゃったんです。そうしたら、『ポンコツの部分がQTと重なるね』と言われて、ポンコツの部分は自分と重なる部分だなと思って」と、少しはにかみながらエピソードも披露していた。
その演じるQTへは、「ちょっとずつ毒をダンディに吐くんですよね。旧式というのがQT自身の中では嫌なんです。アップデートもできない」と、説明も。さらに、初のアニメレギュラー声優に挑戦しているが、「レギュラー初めてです。アフレコ前はDVDプレイヤーで持ち歩きながら練習しているんです。楽屋とかではしゃがみこんで見てます」と、必死に食らいついている様子も見せていた。
最後に佐武は、「このイベント、一昨日から楽しみにしてきて、前髪を気合入れて切ったら右肩上がりになりました（苦笑）。私自身もこのアニメがたくさんの人に愛してもらえるように頑張ります。思い切りさらけだすことができないこの時代に、思い切り笑って思い切り泣いて頂ければと思います」と、PRしていた。
アニメ『スペース☆ダンディ』は2014年1月5日よりTOKYO MXにて放送開始で、ほか、テレビ大阪、テレビ愛知、BSフジ、AT-Xでの放送予定。また、アメリカ・アジアでの初となるテレビ同時放送が決定している。
