2014年1月から放送されるアニメ『スペース☆ダンディ』完成披露イベント『師走だよ。ひと足先にみるじゃんよ！』が7日、東京・スペースFS汐留で開かれダンディ役・諏訪部順一、QT役・佐武宇綺（9nine）、ミャウ役・吉野裕行、『ボンズ』代表取締役の南雅彦プロデューサーが登壇し、MCはニッポン放送の吉田尚記アナが務めた。
『COWBOY BEBOP（カウボーイビバップ）』の渡辺信一郎×『STAR DRIVER 輝きのタクト』の伊藤嘉之×『交響詩篇エウレカセブン』のボンズという豪華スタッフが集結して贈るスペースSFコメディ作品となる。誰よりも早く、誰も見たことのない宇宙人を見つける宇宙ハンターを生業にしているダンディ、そのお供のポンコツロボット・QT、猫みたいな宇宙人・ミャウとともに、未知の生物を求めてドタバタが繰り広げられる。
イベントでは1～3話が上映されることとなったが、その上映前に諏訪部が、ダンディと同じくスカジャンにリーゼントとやる気満々で登場し、見どころは「みなさんお座りの席です。どこの席でも均等に音が聞こえるので、（見どころは）全部ですんで、まばたきせずに観てください！」と、ボケをかますと、吉野が「見どころが違う！」と、ツッコミを入れることに。その吉野は見どころを、「（声優初挑戦の）佐武くんの腕の見せどころが…、そこを観て頂ければ」と、佐武をからかうなど、笑いに満ちた雰囲気でスタート。
それを見ていた南プロデューサーは「こんな3人のドラマです。BBPといいます。バカです（諏訪部）、ボンクラです（吉野）、ポンコツです（佐武）」と、説明をしながら上映が始まることとなった。
作品は“研ぎ澄まされた適当”とのキャッチコピー通りのものに。素晴らしい作画クオリティに乗せたコメディ。2話を観終わった後になぜかラーメンが無性に食べたくなったり、各話のゲスト声優が豪華だったりと、観客も思い思いのシーンで大爆笑しながら観劇する様子が見られた。
ダンディを演じてみた感想について、諏訪部は、「第1話で演じるときは、ものすごいいろいろ考えてプランを立てて行ったんですけど、テストしてみて、『やっぱりこれは考えるな、感じろ』ということなんだなって。こういう風にキャラクターメイキングしていこうというもあるんですけど、いろんなキャラとのコラボレーションですので、流れに乗って、自分自身も面白おかしく、それこそダンディの気分でやれればいいかな」と話した。
南プロデューサーは、「渡辺総監督とは企画自体はカウボーイビバップ以来、12、13年ぶりなので、ほかにないようなブッ飛んだものをやりたいと。無限の宇宙で何をやってもいい。それを楽しんでもらえるようにするスタイルです」と、作品へかける思いを語った。
ほかにも、自身が演じるキャウ・ミャウについて吉野は、「キャラクターとしては嫌いじゃないですけど、目の前には来てほしくない」と、キッパリ語っていた。
最後に諏訪部から、「各話それぞれ趣の異なる作品になっている思います。毎回、さまざまなクリエイターがいろんな味のものを用意してます。毎回いろんな味がある、多面的な作品ですので楽しんで頂ければ」と、アピールがあったアニメ『スペース☆ダンディ』は2014年1月5日よりTOKYO MXにて放送開始で、ほか、テレビ大阪、テレビ愛知、BSフジ、AT-Xでの放送予定。また、アメリカ・アジアでの初となるテレビ同時放送が決定している。
