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土屋太鳳 清水富美加 吉沢亮自殺に思い悩む10代若者へメッセージ

土屋太鳳 清水富美加 吉沢亮自殺に思い悩む10代若者へメッセージ
土屋太鳳らが自殺に思い悩む10代にメッセージを送った

 女優・土屋太鳳(18)、清水富美加(19)、有森也実(46)、俳優・吉沢亮(19)が21日、東京・角川シネマ新宿で映画『赤々煉恋』(監督:小中和哉/配給:アイエス・フィールド)初日舞台あいさつに小中監督とともに登壇した。

 直木賞作家・朱川湊人氏による原作。自殺により浮遊霊としてこの世を彷徨い人から認識されない女子高生の樹里(土屋)。そんな彼女を見つめるのは取り憑いた人間を自殺に導く不気味な姿の虫男だけだった。ある日、樹里は自分を見ることができた小さな女の子・りんごちゃんと出会うのだが、その心温まる交流は虫男がりんごちゃんの母親に取り憑いたことから衝撃のラストへと突き進んでいく。

 本作の1つの狙いとして、自殺がいかに愚かな行為であって、残された家族や友人がどれだけ深い傷を負うかなどを真正面から描いているという側面もあり、自殺を思い悩む10代の観客へキャストらがメッセージを寄せることに。

 土屋からは「10代ってすごく大変だと思うんですね。教室っていう限られた空間で、どんなコンディションでも踏ん張らなきゃいけないって本当に大変だと思うんですよ。とくに、悩んでいるときは目の前の世界がすべてだって思ってしまうこともあるんですけど、でも、本当は世界ってすごく広いし、人もたくさんいるじゃないですか。だから、ぜひ自分の心の中に眠っている自由の心の扉というのを開けて本当に会うべき人だったり、本当にいるべき場所を見つけてほしいなと思います」と、語る。

 清水は、「自殺をしたいとか死にたいと思っているときっていうのは、気持ちのベースが憂鬱になっているので、誰が悲しむとかも、考えられなくなってしまうと思います。いま逃げたりとか、終わらせたいと思ったりとか、つらいことから耐えなきゃいけないというのがあって、さらに耐えるだけじゃなくて、その先に行かなきゃいけないというのは本当に疲れることだと思うんです。でも、そういうのにちゃんと向き合った人には、それよりもプラスアルファーでいいことがあると思うので、生きておいた方が絶対得じゃないかというのは、19歳なんですけど感じているので、とりあえず生きようというのが意見です」。

 吉沢は、「なんでも1人で抱え込まずに、近くの人に頼ってみるというのは1つあるかなと思います。10代のときって、誰も自分のことを分かってくれないと思ったり、敏感に孤独を感じる時期だと思うんですけど、家族だったり友達だったり、周りには自分のことを思ってくれる、支えてくれる人が必ずいるので、心から人を頼るというのは難しいと思うんですけど、1歩勇気出して自分の心の内をさらけ出してみたりとか、そういうことで、意外とあっさり悩みが消えたりするので、周りの人に頼るというのが大事かなと思います」と、力強く話す。

 小中監督も、「『四月怪談』を撮った時に、岡田有希子さんの自殺があって、この作品をつくらなきゃいけないと思ってやったんですけど、そのころよりも自殺する人が増えている中で、また、いろいろコミュニケーションツールが発達したことで、孤独感が埋められたかというと、人とつながってないと心配になってしまうという傾向も若い人にでてくるなか、すごく悩むことも多くなっていると思うんです。この作品の中の幽霊という状態は自殺した幽霊ということもありますし、日常に感じている孤独感というものの表現であるかもしれないし、いろんなことを感じてもらえれば嬉しいと思います」と、胸中を明かしていた。

 映画『赤々煉恋』は21日より角川シネマ新宿ほか公開中!

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土屋太鳳
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清水富美加
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吉沢亮
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有森也実
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小中和哉監督
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