11月30日、「トヨタ博物館 クラシックカーフェスタin神宮外苑」(トヨタ博物館主催)で、104台のクラシックカーが、東京・神宮外苑聖徳絵画館から1960年製作「トヨペット クラウンRS21」(日本)を先導に、スタート。青山2丁目~銀座、日比谷を周って、神宮外苑聖徳絵画館に戻ってくる約11キロ50分のコースをパレード走行した。
第7回目を迎える今年のテーマは、「50年前のモーターショーとその頃のクルマたち」。2020年に東京オリンピックが開催されることが決定したことを受け、来年、「第18回東京オリンピック」からちょうど50年にあたる。そこで、50年前のモーターショーを振り返り、当時出展された車両をはじめ企画展示・走行を行い、時代とともに国際化していった模様を紹介した。
目玉は、50年ぶりに復元された1962年制製の「パプリカ スポーツ」の展示&走行披露。第9回全日本自動車ショーに出展されたものを当時、製作に関わった方々を中心に設計図などをもとに復元したもの。大衆車「パプリカ」をベースに、戦闘機のようなルーフと一体型のキャノピーが前後にスライドして、 “コクピット” に乗り込むという航空機さながらのボディ構造や、軽量化と徹底した空気抵抗提言の実験車。“ヨタハチ”の愛称で知られる市販量産車「トヨタスポーツ800」のきっかけとなった。
その他にも、展示車として、1960年製作の「スカイライン スポーツ」(日産自動車株式会社 所属)、1962年製作の「日野コンテッサ900スプリント」(日野自動車株式会社 所属)。
展示&走行披露車として、1961年製作「ロータス エリート」(イギリス)、1963年製作「スチュードベーカーアバンティ」(アメリカ)、1965年製作「トヨタ クラウンエイト」(日本)、1964年製作「ホンダ S500」(日本)、1965年製作「日産 ブルーバード411」(日本)、1968年製作「三菱 コルト1000F」(日本)。
記念撮影車として、1959年製作「BMW イセッタ」(ドイツ)、1962年製作「フォード サンダーバード」(アメリカ)など、パレード参加車のほかに、トヨタ博物館に展示してある車から日野自動車、日産自動車など、貴重なクラシックカーを間近で見れるとあり、訪れたファンを喜ばせていた。
トヨタ博物館(http://www.toyota.co.jp/Museum/)
住所:愛知県長久手市横道41-100
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)及び年末年始
入場料:大人1000円、シルバー(65歳以上)500円、中高生600円、小学生400円