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「攻殻機動隊ARISE」イシカワ役出演の檀臣幸さんへ黄瀬総監督と竹内監督お悔やみ

「攻殻機動隊ARISE」イシカワ役出演の檀臣幸さんへ黄瀬総監督と竹内監督お悔やみ
黄瀬総監督が檀臣幸さんへおくやみを述べた

 アニメーション『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』(総監督・キャラクターデザイン:黄瀬和哉/配給:東宝映像事業部)完成披露上映会が18日、東京・TOHO シネマズ 六本木ヒルズで開かれ、バトー役・松田健一郎、サイトー役・中國卓郎、黄瀬総監督、シリーズ構成・脚本の作家・冲方丁氏、border:2 監督の竹内敦志氏、製作総指揮の石川光久氏が登壇し、MCはニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが務めた。

 公安九課設立までの道のりが描かれる『攻殻機動隊』最新シリーズ。今回はバトー、ボーマ、イシカワらというのちに九課メンバーとなる人物らと陸軍警察のパズ、海兵隊のエーススナイパーのサイトーを率いた素子の対決が描かれる。

 本作には今年10月10日に再発性大動脈乖離のため亡くなった声優・檀臣幸さん(享年50)もイシカワ役で出演していたが、舞台あいさつの終盤に黄瀬総監督から「まさか、ということだった。檀さんだけが別日で録ったのでそこに参加できなかったのが心残りですね」と、おくやみを。

 檀さんの配役へは黄瀬総監督は「オーデイションの声をきいて選んだんですけど、亡くなってからいろんな役をやられているのを知ったんです。子どもの関係もあって、仮面ライダーWを観ていたので、顔は知っていましたけどという感じでした。やっぱり収録に立ち会えなかったのは悔やまれますね」と、しんみり。

 竹内監督も「打ち入りのときに、檀さんがborder1には出ていなかったので、『2での登場を楽しみにしています』と言っていたのが印象深くて、コンテ描いているときもイシカワ見せ場だよねと、尺を取って登場シーンを描いたんですが、収録自体は別録りだったんではまっていたんで、ほとんどNGが出ずにピッタリはまっていた感じですね。音響監督もいけるという感じでかなりすっと終わった感じで、これから檀さんが次の登場する話数が楽しみにしていたんですけど…」と、故人を悼んでいた。

 アニメーション『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』は11月30日より2週間限定で全国劇場上映!

 ■STORY
 501機関から独立を果たし軍内部での自由を得た草薙素子。その自立を後押しした公安9課の荒巻からの誘いを断り、自身の部隊の
結成を考えていた。そのさなか、何者かによるロジコマへのハッキングが発生。荒巻の要請で調査のためにロジコマをラボまで移送する素子だったが、突然、武装集団に襲撃に遭う。そこにはバトーとボーマ、元陸軍情報部のイシカワの姿があった。彼らは難民虐殺の罪で犯罪者として法廷に立たされている混成78部隊の元上官ソガ・カズヤ大佐の無実を証明するために特殊軍事モジュールで電子的作戦を進めていた。だがそれに干渉できる並列解
除コードの複製がロジコマに隠されたことを掴みロジコマの破壊を狙う。それを素子に伝えたのは米軍情報部エージェントのヴィヴィーだった。素子は、ヴィヴィーとともに陸軍警察のパズ、海兵隊のエーススナイパーのサイトーをスカウトし反撃に出るのだが…。

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