今年で29年目を迎える丸美屋食品ミュージカル『アニー』2014年公演オーディション合格発表が18日、都内で行われ、主人公のアニー役として國分亜沙妃（こくぶ・あさひ、11）、吉井乃歌（よしい・ののか、10）の2名が選ばれた。
1986年の日本初演以来、世代を越えて幅広い支持を集めているロングラン作品『アニー』。毎年多くの子供たちがオーディションに挑戦する憧れの舞台となっている。今年は6歳から15歳までの約9000人の子供の中から厳選な審査を勝ち抜いたメンバーに、最終オーディションが行われ、アニー役2名を含む最終合格者28人の名前が読み上げられた。
アニー役として名前が呼ばれると「はい！」と返事をして立ち上がり、目頭を抑え感激する國分と吉井。ともに小学5年生ながらふたりともこれまで4作品の舞台に出演し、『アニー』のオーディションも「4回目」（國分）「3回目」（吉井）という経験者だ。どんなアニーを演じたいかと聞かれると、吉井は「強くてかわいらしいアニーを演じたいです」と笑顔で語り、國分も「前向きでかわいいアニーを」としっかりした口調で語った。
合格発表の瞬間を振り返り國分は「受かったのですごく嬉しかった。アニーになりたい子がいっぱいいる。コツコツがんばってきたので、悔いのないアニーを自分らしく演じたいです」。吉井は「嬉しかった。自分ができる一番強くてかわいいアニーをやりたいです」と語った。
ふたりとも将来の夢は女優。國分は「大人になったらミュージカルに出たい。劇団四季の濱田なつみさんが憧れ。明るく前向きなアニーを目指したい」、吉井は「とくに憧れとかはいないんですけど、私なりに完璧な女優になりたいです。どんな人でも好きになるかわいらしいアニーになれるようにがんばります」と気持ちも新たに語った。
『アニー』は2014年4月26日から5月11日までこどもの城 青山劇場で上演。
