リーディングライブ『悪魔のリドル ～escape 6～』が、千葉・舞浜アンフィシアターで開催され、10月27日夜公演では東兎角役・木村良平、一ノ瀬晴役・柿原徹也、犬飼伊介役・浪川大輔、走り鳰役・吉野裕行、番場真昼／真夜役・神谷浩史、設楽椿役・小西克幸らが熱演を見せた。
高河ゆん氏の『悪魔のリドル』を原案に、ボイスアクターの新たな表現の可能性を追求する音楽レーベル“Kiramune”によるリーディングライブ形式で魅せる演劇とはまた違った、声優ならではの魅力を引き出した舞台となる。
物語は密室にカイバ先生（cv:進藤尚美）によって閉じ込められた『ミョウジョウ学園』1年黒組の6人の生徒たちが出題される問題を解き、脱出へ向かうというもの。途中、対立なども起こったり、仕掛けられた罠などをともにくぐり抜けていくなかで、お互いを信頼したり自身らの心の闇に目を向け、解放されていく様子が、人気声優らによって魂が吹き込まれ、ヒシヒシと心に訴えかける仕上がりに。
声優たちの熱演もさることながら、ダンサーによる心情の表現、光や音楽の効果的な配置なども、さらに感動を高める効果を見せつつ、衝撃のラストへと突き進むものとなった。
約80分の熱演後、緊張の糸をほぐした声優らがメッセージを寄せることに。小西は「来年あったら飛びたいと思います」と、さっそく大きくぶち上げ盛り上げると、浪川はその小西のことを「26日の公演に比べると、小西さんの立ち位置がすごく近かったです」と、明かし、これに小西は「台本にそう書いてあるんです！」と、苦笑いで釈明する様子も。
続いて柿原は「みんなで作ったものを直接受け取ってもらえる機会があれば、またやりたい」と口にし、木村も「昨年に引き続きのリーディングライブで僕なりの兎角を楽しみました。来年も参加できれば」と、コメントを。
吉野からは「Kiramuneがお届けする1つの朗読の形です。常に言葉を大切に頑張っていきたいと思います」と、気合を入れていた。
最後に神谷が「昨年と同じステージでやらせていたけることを嬉しく思っています。今後もみなさんに素敵な声を届けていければ」と、しっかり締め一夜の夢のような共演に幕を下ろした。
■26日夜公演キャスト
東兎角役：島﨑信長
一ノ瀬晴役：岡本信彦
犬飼伊介役：浪川大輔
走り鳰役：野島健児
番場真昼／真夜役：神谷浩史
設楽椿役：置鮎龍太郎
■27日昼公演キャスト
東兎角役：江口拓也
一ノ瀬晴役：代永翼
犬飼伊介役：諏訪部順一
走り鳰役：吉野裕行
番場真昼／真夜役：中村悠一
設楽椿役：小西克幸
カイバ先生（ナレーション）：進藤尚美
