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ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」

ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
「心」よりも「肉」が最優先とミッツ

 女装家のミッツ・マングローブ(38)が29日、都内で行われた映画『恋するリベラーチェ』(監督:スティーヴン・ソダーバーグ/配給:東北新社)の公開直前イベントに映画評論家・おすぎ(68)とファッション評論家・ピーコ(68)とともに登壇した。

 ミッツは、次男が窃盗容疑で逮捕され、番組を降板した司会者・みのもんた(69)のことを問われると、同業である叔父でフリーアナウンサーの徳光和夫(72)を念頭に、「迷惑かけないように気を付けている。血がつながっているという事では同じ境遇だから。ただ、(叔父の徳光さんからは)『生きているだけで恥だ』と言われちゃったんですけど」と、ジョーク交じりに気をつけていると語った。

 1950年~70年代にかけてラスベガスのショーなどで活躍した、“もっともギャラの高い音楽家”としてギネスブックにも登録されている天才ピアニスト・リベラーチェ。当時、決して明かされることのなかった私生活と生前に必死に隠そうとした同性愛者であるという事実に基づき、製作された。本年度『第65回 エミー賞』で作品賞、監督賞、主演男優賞ほか最多11部門を受賞。特殊メイク賞は日本人特殊効果アーティスト矢田弘氏が受賞した。

 彼の愛人となり運転手を務めることとなる1977年のスコット・ソーソン(マット・デイモン)との出会いから、1987年のリベラーチェ(マイケル・ダグラス)の死の床での告白までの、心の隙間を持った2人がお互いを認め合い、懸命に必要としていたほろ苦い関係に苦悩する姿を捉えた普遍的な恋愛ドラマ。

ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」

 若い金髪のイケメン男子にエスコートされながら入場したおすぎとピーコは、「23歳の男の子でした。孫ですドキドキしました」と、ご満悦だったが、リベラーチェをイメージした絢爛豪華な衣装で登場したミッツを見ると、「ハデね~」と、落差のある衣装に不満げ。

ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
叔父の徳光和夫に「迷惑かけないように気を付けている」とミッツ

 ミッツは、「今日のために作ったのよ。それ以外、こんなハデなのどこで着るのよ」と、やり返すと、「あなたがメインだから、私たちなんて付き添いよ!」と、早くも始まった3人の丁丁発止に会場も沸く。

 さらに、ピーコは、「70年代の終わり。私たち冷たくされたよね。嫌な思いした中で、ピアノ素敵、お金もかけてて、スターだったリベラーチェが、ああいう(ハデな)衣装きて出るというのは、あの人の中で大変だったと思う。ピアノが上手かったら認められていたのに。ミッツはどうすんだろう」と振られると、ミッツ「私は細々と歌っていくわよ」と、負けずに言い返すと、また、お客さんがドッと沸いた。

 映画の感想についておずきは、「主演の2人が一緒にジャグジーに入るシーンを挙げ「ああいうシーンはいままで大スター2人がやることはないので、度肝を抜かれた。あとはロブ・ロウのあまりの汚さにビックリした」と話す。さらに、「ソダーバーグの作品はここのとこ良くないけど、これはとにかく安心した。女の子もどの年代の人が見ても納得できて、恋するっていうことがよくわかる映画」と、恋愛映画として楽しめると解説。

ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
「いい感じの下品さ」と映画を評した

 すると、ミッツが、「表面的には同性愛、スターの恋は。そのぐらいの感性しかない人が観ても。その裏、わかる人にはわかる。エグくなりすぎていない。いい感じの下品さで収まっている。下品な映画は好きよ。生き恥晒して、天に唾するような生き方していたら、あのぐらいしてもいいかな」。

 映画のテーマにちなみ、自身の恋愛を問われたミッツは「恋なんかもういらない。私は肉がほしい。優先順位が分かったの。心は二の次、三の次でまず肉体が付いてこないと」と、きっぱり。「この年になると自分を騙したり、暗示をかけたりするのはうまくなりましたよ。愛したい、恋したいというと、同性愛という事自体に背徳感や罪悪感を自分で抱いて躊躇してしまう現実があると思う。自らに暗示をかけてしまう、そういうのはゲイカップルに多い。私の場合はセックスに依存してしまう」と自身の恋愛観を語った。

 これに対して、おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」と一言で笑いを持っていく。ピーコは、「嫌いだと捨てちゃう。ミッツの恋愛みたい」と、チクリ。おすぎは、「ミッツにいわせれば、ホモセクシャルな嫌な下品なところんがたくさんあってと言ったけど、私は感じなかった。経験不足と言うのが合った、あれよあれよと観ていた。こういう映画を観て、ミッツみたいに感じたかったな」と、ポロリと本音も。

ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」

 また、おすぎとピーコは『笑っていいとも!』(フジテレビ系、月~金・午後12時~)が来年3月で終了することについて、おすぎが9年、ピーコが11年、司会者のタモリ(68)と共演しているが、ピーコは、「本当にお疲れ様です。タモさんだからできたことで、素晴らしい。いまだに昔のイグアナ(のモノマネを)やれって言ったらやるしね。おすぎもピーコもタモさんのことを尊敬している」と言い、おすぎは、「32年間、休まずにやり通したのはすごい。10年前からやめたいなぁと思っていたと思う。奥さんと旅行にも行けなかったんだから」と、ねぎらいの言葉を送った。

 同映画は、11月1日から全国で公開

 

ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
イケメンにエスコートされ登場のおすぎ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
イケメンにエスコートされながら登場のピーコ
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おすぎ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
ピーコ


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イケメンにエスコートされ登場したミッツ
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リベラーチェのような豪華絢爛な衣装で登場したミッツ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
後ろも豪華な刺繍が施されている
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
3人の丁丁発止に会場のお客さんも盛り上がった


ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
9年共演したタモリへの思いを語ったおすぎ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
どの年代でも男性も女性も楽しめる恋愛映画とおすぎ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
ミッツの「肉」発言に笑うおすぎ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
11年間、タモリと共演したピーコも「お疲れ様」とねぎらった


ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
ミッツをイジって観客を沸かせたピーコ
ミッツ、「心は二の次、三の次でまず肉体」!おすぎは、「10年来、ノーテクニック・イン・ザ・ナイト」
実在した天才ピアニストの恋愛ドラマ

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