広陵高校の堀正和校長が10日に会見を開き、出場辞退を決定したとの発表を受けて、日本高等学校野球連盟の寶馨(たからかおる)会長がコメントを公益財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)のホームページで発表した。
トップ写真は、公益財団法人日本高等学校野球連盟のホームページより
第107回全国高校野球選手権大会 代表校の出場辞退について
広陵高校から本日10日、出場辞退の申し出があり、大会本部として了承しました。
このような事態になったことは大変残念ですが、学校のご判断を受け入れました。
大会主催者として、日本高等学校野球連盟と朝日新聞社は、暴力やいじめ、理不尽な上下関係の撲滅に向けて、引き続き努力して参ります。
今回の辞退により、広陵高校の2回戦の試合予定だった大会第9日(8月14日)第4試合は津田学園高校(三重)の不戦勝となります。
日本高等学校野球連盟 寶馨(たからかおる)会長のコメント
はじめに、第107回全国高等学校野球選手権大会で、全力プレイを続けてくれている代表校を不安にさせてしまっていること、学校応援団のみなさん、球場やテレビ、ラジオ、インターネットで観戦いただいているみなさん、大会に関係する全ての方々に対してご迷惑をおかけしていることを、主催者として、日本高等学校野球連盟会長として、深くお詫び申しあげます。
広陵高校は今回の一連の事態を重く受け止められ、大会出場辞退という決断をされました。野球部については、不祥事件の再発防止、指導体制の抜本的な見直しなど、今後の在り方を検討していくと言われています。
現在、第三者委員会が調査中の事案も含めて、同校の今後の動向を注視してまいります。
日本学生野球憲章では「一切の暴力を排除し、いかなる差別も認めない」としています。日本高野連、都道府県高校野球連盟、加盟校はこの理念に基づき、日々活動しています。
今回のような事案をきっかけに、改めて、暴力を一切認めない姿勢を全国の加盟校に強く求めていきたいと考えています。
日本高野連としては、広陵高校が目下報道等されている件への真相究明を進め、誰もが最も納得する形で本件が解決する事を願っております。そして、いま一度、暴力や暴言、いじめなどがない健全な高校野球を追求してまいります。
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