放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」は22日、暴力行為があったと視聴者から指摘された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)について、「(不快に感じる)視聴者に対する想像力が十分でなかった」などとする「委員会の考え」を公表した。
審議対象となったのは、8月3日夜放送の『生爆裂お父さん27時間テレビスペシャル!!』で、タレントの加藤浩次(44)が『AKB48』の渡辺麻友(19、チームA)にプロレス技をかけた後、顔や頭を踏んだり、蹴ったりした場面。同委員会は「顔を足で踏むことは人間の尊厳に関わる行為」と指摘し、「不快に感じる視聴者がいることに思いが至っていなかったのではないか」と批判した。
23日付の日刊スポーツ、デイリースポーツ、スポーツ報知、東京中日スポーツ各紙が報じており、フジテレビ広報部は「今回の意見交換を今後の番組制作に生かしたい」としている。
