放送がスタートしたテレビアニメ『弱虫ペダル』。その主人公・小野田坂道役の山下大輝をはじめ、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみら9人のオフィシャルインタビューが到着した。
■キャラクターの印象と演じられての感想は?
○小野田坂道役・山下大輝
坂道くんは表情がコロコロ変わります。普段は人から話しかけられてモゴモゴしてしまう引っ込み思案なところがあり、オタクモードの時は、自分の世界に入って熱心すぎるほど熱く語ってしまったりとメリハリを付けるのが難しいキャラクターです。演じていてとても勉強になるキャラクターなので、坂道君と一緒に成長できたらいいなと思います。
○今泉俊輔役・鳥海浩輔
一見クールな感じですが、内面は非常に熱く、若さ故にそれが表面に出てしまうこともあります。一つの物事に対して真っ直ぐ突き進んでいく、高校生らしいと言えば非常に高校生らしい子だと感じています。
○鳴子章吉役・福島潤
鳴子君は、元気で熱くて真っ直ぐで“赤い子”です。自由奔放さを感じるので、その自由さがうまく表現できればいいかなと思って演じさせていただいてます。
○金城真護役・安元洋貴
絵から見て取れる通りな、質実剛健でクールな男だと思います。
○巻島裕介役・森久保祥太郎
絵から見て取れるような(笑)、ちょっと真意のわからない男です。競技に対してまじめに向き合ってはいるのですが、いかんせん人付き合いが得意ではないので……。持っているハートや実力は良いものがあるのですが、なかなかそれが表に出ない男です。
○伊藤健太郎役・伊藤健太郎
絵から見て取れる通り(笑)、一見強面であのガタイ。そしてあの体格でスプリンターです。“暴走の肉弾頭”を頑張ってやるぞと思わせる顔です(笑)。しかしとても面倒見の良い田所君です。
○寒咲通司役・諏訪部順一
現役世代のキャラクターではなく、見守る立場にいるポジションなので、キャラクター同様、他のキャストの面々を温かい眼差しで応援していければと思っています(笑)。
○寒咲幹役・諏訪彩花
幹は、普段は明るくて優しい普通の女の子なのですが、自転車の話になると眼の色が変わって饒舌に喋るという自転車オタクな部分もあります。そういったところが幹の魅力なのかなと思いました。幹は自転車についての知識が抱負で、説明台詞や解説のシーンがたくあるのですが、自転車に対する熱い気持ちを表現できる部分ですし、大切な役割なので私も自転車について勉強しつつ収録に励みたいと思います。
○橘綾役・潘めぐみ
綾は『THE・女子高生』と言いますか、気だるそうに見えるところがあるのですが、興味あることにはちょっと表情を変えてみたりと、本当に普通の女子高生です。少し坂道君に辛く当たっている部分もありますが、演じてみて坂道君のことが嫌いな訳ではないということと、笑うと可愛い子だなと感じました。自転車の事を何も知らないキャラクターなので、初めて観る視聴者の方と同じ目線で色々質問したり、綾として疑問に思ったことをたく聞いていこうと思っています。
■作品の見どころは?
○山下大輝
秋葉原に行くための手段でしかなかった自転車ですが、ひょんな切っ掛けでその自転車を通じて色々な人と出会い、成長していくところを見ていただきたいなと思います。
○鳥海浩輔
まだ収録は前半なので物語は始まったところなのですが、これから坂道が自転車競技部に入り、色々なライバル校も登場してきます。そのキャラクター達の熱さや友情といった、王道の少年漫画なところが見どころだと思います。
○福島潤
どんどん熱くなってくる部分、どんどんスピードが増していく部分、どんどん赤くなっていく部分……(笑)
○鳥海浩輔
あなただけでしょ(一同笑)
○福島潤
そうですね(笑)。友達と自転車をこよなく愛すると言っているので、愛がどんどん深まっていく部分が面白いのではないかなと思います。
○安元洋貴
まず一本の軸として、坂道君の成長というのがあるのですが、そこにいろいろな学校が登場し、絡んでくる群像劇や、各々の学校のドラマも見どころだと思います。僕らが小さい頃に夢中になって読んでいた少年漫画のテンションがぎっちり入っているので、作品の全部が好きです。
○森久保祥太郎
坂道が自分にはなかったものに気づいて自転車競技という新しい世界への扉を開くという話です。巻島は、自転車競技においてはある程度出来上がっている部分があったのですが、ひたむきな坂道と出会って触れていくうちに、巻島にとっても新しい扉が開かれていきます。自分の中に眠っているものが開かれるようなところがあるので、巻島の視点で言うと、そういったところも魅力かなと思います。
○伊藤健太郎
安くん(安元)が言うとおり、THE少年漫画という感じで、原作を読んでいても、アフレコが始まっても、魂が惹きつけられる作品です。僕の自転車競技のイメージはストイックに自分との戦いなのかなと思っていたのですが、この物語に触れて「団体戦なんだ」ということを知りました。こういう風に人と人との相互関係で行っていく競技なんだということを、この作品で初めて知りました。球技など、他のスポーツのように、密接なチームプレーが出てくる自転車競技が凄く新鮮でした。少年漫画の一つのパターンとして、自分もやってみたくなる、真似したくなるというのが王道ラインだと思うのですが、僕はこの作品を読んで自転車に乗りたいなと思ったので、惹きこむパワーが物凄くある作品だなと思いました。
○諏訪部順一
キャラクターの人間的成長とロードレースシーンの迫力ある描写がやはり見どころではないかなと思っています。
○諏訪彩花
自転車は移動手段として使っていたので、一人で乗るというイメージが強かったのですが、自転車競技はチームとして皆で走るので、過酷な戦いの中でもお互いを支えあって一緒に走るという姿が凄く熱くて格好良いなと思いました。そこが見どころだと思います。
○潘めぐみ
私も綾と同じで自転車のことは初心者でわからないのですが、綾は自然と前のめりになって試合を観ていたりするので、同じようについ前のめりになってしまうような迫力や息遣いや熱量といったものがテレビの画面を通して伝わってくるところが魅力だと思います。
■ファンへのメッセージをお願いします。
○山下大輝
とても熱い作品で僕自身も汗をかきながら魂を込めていますので、ぜひ観てください!それと、自転車に乗るときはあまり大きな声で『ヒメヒメ』を歌わないように(笑)。事故らないように楽しく、鼻歌程度で歌うのがいいんじゃないかなと思います(笑)。ぜひ歌ってください!
○鳥海浩輔
OADという形では一度映像化しているのですが、テレビシリーズとして出来上がった作品を皆様にお届けできますので、原作ファンの方もそうでない方も、楽しんで観ていただいて、我々の熱意を感じ取っていただければと思います。
○福島潤
6人でひとチームということで、そのチームが生み出す熱さやエネルギーを楽しんでいただければと思います。
○安元洋貴
テンションが高いものだというのは、これまでのコメントで皆様に伝わっていると思うのですが、それ以上に熱いものに仕上げていこうと皆で一生懸命走っております。願わくば観てくださる皆も一緒に走っていただけたら嬉しいです。
○森久保祥太郎
個人的には作品の熱量もすごく熱くて楽しみなのですが、キャスト陣も世代が近くて中年の部活みたいで(笑)、和気あいあいとした感じがそのまま出れば良いなと思います。坂道を演じている山下君がリアルに坂道のように見えるところがあって、作品や、スタジオの中の空気感が上手く絵に乗って伝わっていければと楽しみにしまいます。みんなも楽しみにしていただければと思います。
○伊藤健太郎
いろいろな楽しみ方をしているファンがたくいる力の強い作品だと思うので、僕らキャスト一同も皆のイメージに負けないように、この作品を愛して楽しんで、チーム総北のエネルギーを、チームプレーで出していけたらと思います。テレビの前のみんなも含めてみんなで『チーム弱ペダ』として楽しんでいければと思いますので、末永くご声援のほどよろしくお願いします。
○諏訪部順一
キャストが過呼吸になるくらいハァハァします。男性声優のハァハァが好きな方はぜひご覧ください(一同笑)。もちろん自転車競技に興味のある方も楽しめる作品になると思いますので、何はともあれ観てください。宜しくお願いします。
○諏訪彩花
みんなで走る楽しさが伝わる作品だと思います。私も総北のマネージャーとして坂道君やチームのみんなを全力でサポートできるような幹ちゃんを演じられるように頑張りますので宜しくお願いします。
○潘めぐみ
キャラクター達それぞれの思いや葛藤も魅力的に描かれていて、その熱量が絶対に皆を前のめりにさせる作品だと思っていますので、ぜひ全力待機していてください。宜しくお願いします。
また、7日より、東京・池袋駅構内にて『弱虫ペダル』の『総北VS箱根学園』というコンセプトで巨大ポスターが登場し、総北高校と箱根学園のキャラクターが勢ぞろいしたビジュアルが掲出されることとなった。