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歌手・克美しげるさん 亡くなっていた…殺人、覚せい剤で2度の逮捕

 アニメ『エイトマン』の主題歌や「さすらい」などのヒット曲で知られる歌手の克美しげるさん(本名・津村誠也)が、脳出血のため2月27日に群馬県内で亡くなっていたことが1日、わかった。75歳だった。

 克美さんは1937年7月2日宮崎県生まれで、高校卒業後、歌手の水原弘さん(享年42)の付き人を志願。その後バンドボーイを経て、61年に「霧の中のジョニー」でデビューし、63年に「エイトマン」、64年に「さすらい」を大ヒットさせ、同年と65年には2年連続でNHK紅白歌合戦に出場した。

 しかし、その後人気が低迷し、妻と長女がいながら銀座のクラブホステスと愛人関係を続け、76年5月6日、結婚を迫る愛人から妻に2人の関係をばらすと言われ、逆上して絞殺。キャンペーン先の北海道旭川市まで遺体を運んだが、同8日に遺体が見つかり逮捕され、懲役10年の判決を受けて出所後も、89年に覚せい剤に手を出して逮捕された。

 2日付の日刊スポーツが報じており、近い関係者によると、克美さんは芸能界を追放された後、32歳年下の妻と95年に再々婚後は群馬県内で生活していたが、脳梗塞による言語障害と顔面まひ、大動脈瘤解離などで苦しんでいたという。歌番組は03年1月3日放送のTBS系『超豪華! あの人は今! 新春紅白! 夢の歌合戦』が最後の出演となった。

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