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紳助さん&吉本興業が共同で名誉毀損訴え!講談社は、「今後も特集を組む予定」と一歩も引かず

 8月に芸能界を引退した元タレントの島田紳助さん(55)と吉本興業は24日、『週刊現代』が報じた「切っても切れない『島田紳助と暴力団』」などの記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、共同で同誌を発行する講談社と同誌編集長に計1億6500万円の損害賠償と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴したと発表した。

 紳助さんと吉本が問題にしたのは、今月3日に発売された、『週刊現代』10月15日号に掲載された記事。「紳助、あんたはヤクザだ」「紳助と山口組極心連合会幹部が同席した『不動産取引』」という見出しで、吉本興業が、紳助さんが暴力団構成員、または同様の社会的非難を受けるような行動をしていると知りながら専属契約を続けていたとし、さらに紳助さんが暴力団と一体となって不動産取引を行っていたと摘示している。

 25日付のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツ報知、デイリースポーツ、東京中日スポーツ、スポーツニッポンの各紙が報じた。訴状などによると、吉本側は「裏付け取材を行っていない。記事は捏造(ねつぞう)したとしか考えられない」と主張。また「思い当たる事実が存在しないところから作り上げられており、公の場で名誉を回復することが不可欠。裁判の場において講談社および週刊現代編集部の責任を徹底して追及していく」としている。

 同誌は、紳助さんが8月23日に芸能界引退会見を行ってから、紳助さんと暴力団についての特集を毎号のように掲載。吉本側は「10月15日号の記事についてうそがあると判明したことから提訴した」としている。

 紳助さんとの共同で提訴したことについては、「記事が紳助さんと法人の吉本興業をリンクさせていることと、紳助さんが反社会的勢力の一員でないと確認をとっているから」と説明。紳助さんは同社を退社しており、「お互いの代理人を通じて連絡を取っている」という。

 紳助さんは引退会見で「きょう(8月23日)からは一般人なので、うそを書かれれば遠慮しないで告訴もできる」と発言していた。吉本側も、今月24日発売の同誌記事を含めた名誉毀損行為に対し、順次、紳助さんと協力のうえで追加の訴訟提起も検討しているという。

 週刊現代編集部は、「記事の内容については自信を持っている。今後も暴力団と島田紳助さんの関係については取材を続け、特集を組む予定だ」と反論している。

 両者は一歩も引かぬ姿勢を見せており、”黒い交際”報道をめぐって発生した訴訟問題は、法廷の場に持ち込まれることになりそうだ。

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