特撮ドラマ『仮面ライダーウィザード』(テレビ朝日系、日曜・午前8時~)を主演しブレーク中の俳優・白石隼也(23)が31日、都内でDVD『白石隼也 「旅模様」』(ポニーキャニオン)発売記念イベントを開いた。
『第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリを受賞し、昨年9月からは『仮面ライダーウィザード』で話題の白石による初DVD。白石が「一度は行ってみたい」という尾道・しまなみ海道を5月末にのんびり旅をしながら、地元の人と触れ合いを楽しむというもの。
イベント前にカジュアルなスタイルで会見を開いた白石。なぜ、本作の舞台がしまなみ海道なのかについては、「僕は正直尾道と言ってなくて、瀬戸内海に行きたいと行ったらスタッフさんが尾道をピックアップしてくれたんです」と、正直に話しつつ、「瀬戸内海の景色は新鮮で、こちらでも観られないもので楽しい旅でした」と、満喫した様子を。
DVDについては、最初に話が来たときに「DVDを作ろうかということで、イメージしたのはシャワーとか浴びているようなやつかなと思って、そういうのどうしようかなと思ったんです」と、早とちりしていたのだとか。そんなところから始まったものだったが、「好きなところ行っていいよと言われたんです。それで、バラエティーのを覚悟していたんですけど、本当に何もなくて僕が旅をしているだけのものになった。行き当たりばったりという程ではないですけど、なんとなくのルートは決めてそのときお店に入りたいとかありました」という。
見どころとしては、「カメラを気にせずやっていたので、たぶん素の僕に近いと思いますね」と挙げる白石。本作タイトルについて話が向くと、「当初一人旅だったんですけどスタッフさんが楽しんでくれて全然一人旅になってないんです(苦笑)僕がロープーウェイのガイドの女性と話をして音撮っているのに、騒がしくてこれじゃ一人旅にならないぞって。『一人旅』ってタイトルから『旅模様』に変わった経緯があるんです。当初の予定とは違いましたけど、これはこれでありじゃないかなと思いました」と、事情を話していた。
印象に残ったのは瀬戸内海で「橋を渡るところとか、島々にいろいろあって」というが、人物的には「喫茶店のオーナーの女性が印象的で自分が魔女だと思っているというので、いろいろ話をしていたんですけど、最後までその設定を守り続けていました」というエピソードもあったそうだ。
プライベートでのこの夏については、「何もしていなくて。海も行ってない」と、忙しかったようで、それもあってか、今後DVD2作目が出るなら、「行けるならスペインに行きたい。サッカーが好きでサッカーを見に行きたいんです。国内なら九州も行ったことがないので行ってみたい。もっと頑張りたいと思います」と、これには関係者が爆笑していた。
また、先日自身のブログでクランクアップを迎えたことを報告していた『仮面ライダーウィザード』については、「冬の劇場版の撮影は残っていますが、自分の中で区切りみたいなものが1つつきましたし、この1年、いろんな経験をさせてもらって成長させてもらったので、これをしっかり今後につなげていきたい」と前を向く。最終回も近いが、「僕が思っていた以上に深いというか、悲しいお話で、子供向けの番組でこういう話をすることに、意味があるなと思います。今、小さいお子さんたちには分からないことはたくさんあると思いますけど、10年後とかに見直してもらって、僕の演じる晴人の生き様を感じてもらえたら」と、メッセージを寄せていた。
同日は朝から子供連れの母親が開場前に行列を作っていたが、イベントへ向けては「ちっちゃい子がたくさん来てくれると思うので、楽しくやりたいなと思います」と、その場を後にした。
「一人旅と言いましたけど、結果的にみんなで楽しくという感じになっていて、観た人も瀬戸内海を旅したような気持ちになれる印象だと思います」とPRがあったファーストDVD『白石隼也 「旅模様」』は3990円(税込)で好評発売中!