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藤圭子さん元夫・宇多田照実氏もコメント「救いの手差し伸べられなかった」

 歌手・宇多田ヒカル(30)が26日、自身の公式サイトで母親の藤圭子さん(享年62)の飛び降り自殺後、初めてコメントしたことに引き続き、藤さんの元夫で音楽プロデューサーの宇多田照実氏(65)も宇多田のサイトを通して同日、コメントを発表した。

 照実氏は、「この度の故宇多田純子、投身自殺に於きましては、各方面の関係者の皆様、歌手藤圭子の大勢のファンの皆様、そして宇多田ヒカルのファンの皆様に多大なご心配と世間をお騒がせしていることに対して、所属事務所代表として、また25年間連れ添った元夫として心からお詫びを申し上げます」と謝罪。そして、藤さんと出会った頃から感情の不安定さが見受けられたものの、照実氏は「類い稀な『気まぐれ』な人としか受け止めていませんでした。僕にとっては十分に対応出来る範囲と捉えていました」と考えていたそうだが、ヒカルが5歳くらいの頃から感情の変化がより激しくなり、「光と僕もいつの間にか彼女にとって攻撃の対象となっていきました」と、つらい日々を振り返った。

 その後、照実氏が適切な治療を受けるようアドバイスしたが、「逆に、僕に対する不信感を抱かせることとなってしまいました」とのこと。直近の12年間は、藤さんは米ニューヨークを拠点にヨーロッパ各国、米国各地、オーストラリアなどを気の向くままに旅行していたという。

 照実氏が最後に藤さんと会話したのは8月14日のことで、「このときは珍しく明るい口調で、元気そうな純子の声でした。約8分間、世間話を含め、お願いごとを何件か受け、了承し電話を切りました」としたが、その8日後に藤さんは自殺。最後に照実氏は覚悟しての自殺だったのか、衝動的に飛び降りたのか知りようがないとしながらも、「最終的に僕から救いの手を差し伸べられなかった悔しさ、大切な人間を失った悲しさでいっぱいです」と、後悔をにじませていた。

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