モデルで女優の大政絢(22)が21日、都内で行われた女性のための転職サイト「とらばーゆ」の新CM発表会に、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の“しずちゃん”こと山崎静代(34)と元衆議院議員でタレントの杉村太蔵(34)とともに登場した。
大政は、同CM内で、これまでのクールビューティーというイメージから一転、オフィスから雲に乗り、投げキッスをして前の会社に別れを告げ、ひとっ飛びしてネイリストに早替わり。ウインクをして「転職が成功した」ことを印象付けるなど、コミカルな新たな一面を魅せている。
1980年に女性向け就職・転職雑誌として創刊し、2007年にWEBへ移行した「とらばーゆ」。安倍政権が成長戦略の柱の一つとして「女性の活躍推進」政策を打ち出した中、6年ぶりに新CMを発表した。
CMキャラクターに起用された大政は、これまでのクールビューティーなイメージから一転、テレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』のオープニング主題歌であった『ムーンライト伝説』の替え歌にのって、会社員からネイリストへ明るく元気に転職する女性を、投げキッスやウインクをしてコミカルに演じている。
CMの中で着用した赤いワンピースに黒のエプロンをつけたネイリストの格好で登場した大政は、「私も『セーラームーン』が大好きな世代なので、その替え歌に乗りながら、女性が転職していくというコミカルでカラフルな世界の中で、可愛らしいCMに仕上がりました」と、ニッコリ。
苦労した点は、「ウインクはちょっと練習しました」と、苦手だった様子。また、雲に軽やかに飛び乗る場面は、バランスを崩すなどして数回のNGを出したという。それでも、撮影自体は、「アットホームな感じで、できたので楽しかった」と、振り返った。
イベントは、ゲストとして、議員落選後にタレントに“転身”した杉村と、ボクサーを始め、さまざまなことにチャレンジしているしずちゃんが応援に駆け付け、トークショーへ。
しずちゃんは、子どもの頃、アイドルに憧れていたというが、「体がどんどん大きくなって、身長が高いのはCAさんにもってこいだと思って」と、キャビンアテンダントの制服に身を包んで、ニッコリ。
これに杉村は即答して、「可能性ありますよ。国内線は厳しいかもしれませんが、欧米線はしずちゃんみたいな人、いっぱいいますもん。いまからでも遅くない」と、太鼓判。これには、「どういう意味ですか」と、嬉しいような、そうでないような複雑な表情のしずちゃん。
それでも、「もし転職する機会があったら、海外の飛行機に乗りたいですね。いろんな国に行って、いろんなパイロットさんもいますし、出会いもあるかもしれない」と、いつものパターンで、トークを盛り上げた。
CMの感想を聞かれたしずちゃんは「曲が『(美少女戦士)セーラームーン』(『ムーンライト伝説』)の替え歌で、懐かしいなと思いました。投げキッスとかはまあまあかな(笑)」と、まさかのダメ出しで笑わせた。
前の職場の人たちが、明るく転職先へと送り出すところも、このCMの特徴だが、「自分一人じゃ出来ないことっていっぱいあって、周りの人がいるから出来るんだなって実感しますね」と、しみじみと。
また、MCから「『とらばーゆ』で転職先を探すなら?」と訊かれると、「ネイリストのボクサー」と、ボケると、杉村は、「しずちゃんに、『この建物は丈夫ですよ』って言われたら信用します」と、不動産の営業を勧めた。
一方、スーツ姿の杉村は、政治家の前は証券マンだったそうで、「市場調査をしているときに、立候補者の募集を見つけまして、論文送ったら通っちゃった」と、ひょうたんから駒の“転職”だった。
その後、2010年参院選落選後、情報バラエティー番組『サンデージャポン』(TBS系)から「一度出てみませんか」と声が掛かり、出演したのをきっかけにタレントへ2度目の“転職”た。「僕も前の職場の人たちが、僕の番組をチェックしているんですよ」というと、国政復帰に、「再転職あるかも」と、こちらもいつもの調子で含みを持たせていた。
最後に、大政は、「女性として応援できるCMに出させていただいて、ホントにうれしいことだなって思います。自分自身も輝いていけるように、そして、みなさんを応援していていきたいです」と、エールを送った。
新CM「とらばーゆ 次のわたしに」篇は、8月22日より、関東、関西、東海にてオンエア。特設サイトでは、22日7時よりCM映像が公開されている。