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藤圭子さん6年前から男性と同居…男性は「思い当たるふしはない」

 宇多田ヒカル(30)の母親で歌手・藤圭子さん(享年62)が22日午前に東京・新宿のマンション13階から転落死したことへさまざまなことが報じられている。

 藤さんは午前6時59分、東京・西新宿6丁目のマンション前の路上であおむけに倒れ、頭から血を流しているところを通行人に見つかったといい、黒っぽい無地のTシャツに七分の短パン姿。衣服の乱れや争ったような跡はなかったという。

 23日付のデイリースポーツ、東京中日スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツ各紙が報じており、救急車の到着時に居合わせた年配の女性は「きれいな顔でした。遠目にも藤さんと分かりました」という。

 そのまま病院に緊急搬送されたが、頭などを強く打っており、同7時22分に死亡が確認されることとなった。遺体は警視庁新宿署に搬送され、正午ごろに駆けつけた前夫の宇多田照実さんが身元を確認したという

 同署は、同居していた知人男性から事情を聴いたところ、藤さんについて「別々の部屋で寝ていたので分からなかった」と話し、かなりショックを受けた様子だったという。さらに、藤さんはたばこも吸わず、酒もほとんど飲まなかったといい、男性は自殺の原因について「(藤さんとの間で)トラブルもなく、思い当たるふしはない」と話しているという。

 ほかにも、同署によると、男性は藤さんと6年前から同居。世帯主は男性で、藤さんが居候するような形だったという。2人の関係については明かしていないが、内縁関係にあった可能性が高いという。

 この突然の訃報に、芸能界からは悲しみの声があがっており、作曲家・平尾昌晃氏(75)は、「十数年前に僕のラジオ番組で生で歌ってもらった時に『もったいない。もっと歌ってよ』と言ったら、『娘がすごいのよ。いい曲も書くし』と話していた。暗い子で、プライベートをしゃべらない子なのに変わったなと思った。演歌系の人は明るい人が多いけど、彼女は自分を売り込むことを好まないし、みんなと一緒に飲みに行くこともなかった。だから、日本より海外の方が住みやすい面もあったと思う。心にしみる歌を歌える人だし、僕も彼女にまた1曲書きたいと思っていた。だから自殺なんて信じられない」と、おくやみ。

 元夫の歌手・前川清(65)も「突然のことで、言葉になりません」と、言葉がない様子だという。

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