演出家のテリー伊藤(63)が20日、都内で学生向けのビジネスコンテスト『RAGEBLUE BOYS CURRY 試食会』に特別審査員として登場した。その他の審査員はミュージシャンのホフディラン・小宮山雄飛(40)ら。
アパレルブランドRAGEBLUE(レイジブルー)の設立10周年を記念して、若者の夢を応援するために行われたのは何とカレーのコンテスト。レシピの考案から学園祭などでの販売会を経て、最も優れたチームにはカレーを移動販売する移動販売車両と準備金100万円などが副賞として贈られる。この日は書類選考を勝ち抜いた20チームがプレゼンテーションとカレーの試食会を行い、上位10チームが次のステージへ駒を進めた。公式サイト(http://rageblue-boyscurry.jp/)。
特別審査員として学生たちに辛口のコメントをしたテリーだったが、それもそのはず週に4回はカレーを食べると豪語するカレー好き。「こうみえてもスポーツが大好き。呑んだくれみたいな顔してるけどお酒全然飲めない」と意外な一面を明かしながら「スポーツジムにカレーが7種類ぐらいあってよく食べてます」と話した。
過激な演出で知られるテリーだが「若い人にもっと色を使って欲しいな。もっとハチャメチャに。ファッションぐらいは冒険してもいい」と若者たちへ檄。一方で、「自分は大学卒業してプー太郎やってたんですよ。親には仕事してると言って嘘ついてたんです。『行ってきま〜す』って言って女の子の家に行って、女の子が働いてたから、帰ってくるまでヒモみたいにアパートに1日悶々といる。情けねえなあって思うわけです」とヒモ生活を告白。
「大学時代何が楽しかったのかをノートに書いてみたら、自分でコンサートを主催して、幕が閉まった時に涙が出てきたんですよ。そのことを思い出して演出の仕事に入ったんですよ」と振り返った。そして、「もし、学生のみなさんも何をしていいかわからなかったら、自分の人生を振り返ってみて、苦にならないことを、時間の経過が気にならないことを仕事にしてみたら」とアドバイスを送った。