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「風立ちぬ」劇中喫煙場面の日本禁煙学会指摘に喫煙文化研究会が反論

 日本禁煙学会が現在公開中の映画『風立ちぬ』(監督:宮崎駿)の劇中に、喫煙場面が多いと指摘していることに、喫煙愛好者が集まる『喫煙文化研究会』(すぎやまこういち代表)が15日、反論する見解を発表した。

 これは同作が日本禁煙学会が14日までに、スタジオジブリに対し文書で、主人公の教室や職場、レストランなど喫煙シーンが「数え上げれば枚挙にいとまがない」などと批判していたもの。未成年の学生がたばこを友人にせがむ場面については「未成年者の喫煙を助長し、未成年者喫煙禁止法に抵触するおそれがある」として、「法令を順守した映画制作」を要望していた。

 16日付のデイリースポーツ、日刊スポーツ各紙が報じており喫煙文化研究会がFAXで発表した見解によると、映画の舞台となっている昭和10年代(1935~44年)の喫煙率について、公式データはないが、50年のデータを引用すると、男性の喫煙率は84・5%で、当時の状況を再現するに当たっては極めて一般的な描写であることや、日本国憲法第21条で、明確に表現の自由が認められていると主張しているとしているという。

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