音楽プロデューサーの佐久間正英氏がスキルス胃がんのステージVIの状態であることを、9日付の自身のオフィシャルブログで告白した。
「goodbye world」とのタイトルで掲載されており、「2013年4月上旬自分がスキルス胃ガンのステージVI になっている事を知る。今年から小学校の一人娘の入学式前日の出来事。発見段階で医師からはすでに手の施し様はあまりない事を聞き(発見された転移部位の問題もあり)、手術や抗がん剤等積極的なアプローチにはリアリティを感じなかった」という佐久間氏。
丸山ワクチンと中国漢方で治療をしているそうだが、「しばらくすると丸山ワクチンの効果か漢方の効果か、それ以前と比べると格段に体調は良くなり気力も増した。それまで感じていた胃の不快感も弱まり、自分が末期癌だなどとは時折冗談のようにすら感じた」と、一時快方に向かうこともあったというが、「それでもひと月ちょっとの間に体重は10kg減っていた」という。
7月中旬以降には症状は悪化し、転移して脳腫瘍になっていたといい、楽器が弾きづらい状態になってしまったといい、今月6日の代々木第一体育館でのライブでも、「左腕、手の空間認識がおかしくなる」状態になってしまい、元に戻らないという。今月14日には脳腫瘍の手術を受けることに「きっと元気に戻って来よう」と、つづっている。
佐久間氏は『BOOWY』や『JUDY AND MARY』や『GLAY』らのプロデューサーとしてして知られており、なかでも布袋寅泰は10日付のブログで「佐久間さんのブログを拝見して絶句。BOOWYのプロデューサーとして初めて参加してくれたベルリンでのレコーディングの事を今でも忘れません。御無事をただ御祈りするばかりです」と、祈るような気持ちを見せている。