芸能人の顔に似せる“真似メイク”の第一人者である人気読者モデルで専門学生の“かじえり”こと梶恵理子(20)が7月28日、都内で『憧れの顔になれる!真似メイクBOOK』(扶桑社)の発売記念イベントを行った。
梶は、これまでブログやテレビ番組で数多くの真似メイク術を披露、「本人にしか見えない!」と大きく話題を呼んでいる。真似メイクのレパートリーは、女優・戸田恵梨香、剛力彩芽、新垣結衣、AKB48・小嶋陽菜、河西智美、モデル・鈴木えみ、藤井リナ……とさまざま。“真似メイクの第一人者”との呼び声も高い。
「“真似メイク”は似てる似てないではなく、自分の顔を生かして憧れの芸能人にどれだけナチュラルにメークで近づけるかです。ですから、モノマネとは違います」と定義を説明。
きっかけは、「高校3年生のときに好きな人がいました。その人がある芸能人の方を好きだったので、その彼が憧れている芸能人の真似メイクをしました」と、男性に意識してもらって、振り向かせるためだったという。“真似メイク”の記念すべき、第一号となった芸能人は、アイドルグループ『AKB48』の板野友美だったという。
結果は、板野に似ていると分かってもらえて、「好きと言ってくれました」と、見事に恋が実ったという。“真似メイク”で恋が実った経験を生かし、腕を磨く道に進んだ。
ポイントは、「見るしかない」と、観察が全てだという。それでも、「眉で変化します。画像検索して、比べて。今と昔の顔ではメイクが違う人もいますので、最近のメイクはこんな感じなんだと」と、やはり、観察が全てだという。
ブログに“真似メイク”をアップしているが、多い時は光の加減や角度などいろいろと工夫をして100枚ぐらい撮っているそうで、その中から「ベストを選ぶ」という。たとえば、石原さとみ風メイクの場合は、唇がポイントなので下からカメラを向けて。あごや下唇を強調する。光の加減とか探す。
レパートリーは50人ぐらいで、ほとんどが女性だが、2人だけ男性もいるという。ひとりは『嵐』の“まつじゅん”こと松本潤だそうで、「眉毛を濃く書いてキリッとさせ、下まつ毛をフサフサさせる」という。もう一人は韓国風の男性で、いわゆる“韓流顔”だという。
難しいのは、「ナチュラルすぎる吉高由里子さん」だそうで、外国人も、「どうみても外国人というのには、さすがにならないですけど、堀の深さとかを表現できたりはします」と、メイク術を極め、「コツをつかむと誰でもできる」と、言い切る。
初めてする真似メイクは試行錯誤しながらやるため30分以上かかるそうだが、慣れてくれば、一回のメイクは15分ぐらいと、「作りこんでないので、普通のメイクと変わらない」という。
ちなみに、普段は真似メイクはしていないそうで、読者モデルとして、「撮影の時、ナチュラルなメイクで行かなきゃいけない時は、戸田恵梨香サン風」のメイクをするという。それでも、よく「初めまして」といわれるらしく、「いつもメイクが違うから本当の顔は誰?」と、突っ込まれるほど、雰囲気違うほどになりきれるという
今の状況を梶は、「趣味の一環でやっていたことなので、メイクブログでやっていけたらと思っていたら、『真似メイクのおかげで恋が実った』ということがあり、リクエストに応えられるようになりました。のっけたら反響があって、口コミだけで人気となって、本まで出せる状況が嬉しいし信じられない。私がそんなことしていいのかなというぐらい」と、状況の変化が信じられないという。
最後に、「私なんかと思わないで、チャレンジしてほしい。自分に自信をもって、なりきれたと思って。その人の色、カラーってあるので」と、衣装にも気を使うことを最後にアドバイスした。
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