アニメーション映画『劇場版銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』(監督:藤田陽一/配給:ワーナー・ブラザース映画)万事屋キャスト&監督舞台あいさつが4日、大阪・梅田ブルク7で開かれ、坂田銀時役・杉田智和、志村新八役・阪口大助、神楽役・釘宮理恵、藤田監督が登壇した。
週刊少年ジャンプで連載中の『銀魂』のアニメ完結編と銘打たれた作品。原作者の空知英秋がストーリーを考えたアニメラストを飾るのにふさわしい出来に観客動員数100万人を突破するという人気ぶりで藤田監督も「映画の方も、観客動員100万人を突破してくれて、本当にうれしいです」とコメントを寄せており、この夏の映画シーンに堂々たる存在を見せている。
まずは、同所ロビーフロア内、ミュージアムスペースにて開催中の展示『Soul of Silver ~坂田銀時という男~』に登場した面々。過去シリーズの場面写真を見た杉田は、「自然と過去の楽しいエピソードがいろいろと思い出される、よい展示でした。銀魂は、そういうことを自然に思い出される作品なんだと、改めて再確認しました」と、感慨深げ。
阪口も、「展示を見るにつけ、あんなこともあったな、と演じ手としても7年を思い出させるところがあり、お客様にも思い出していただける面白い企画だなと思いました」としみじみすると、釘宮は、「映画館にこんなすてきな展示があると、映画を見る前や見た後も気分が盛り上がるのでいいですね」という。ただし藤田監督だけは、「振り返ってみれば、ワケありなエピソードもあったので、そういうのが展示されてなくてよかったです」と、苦笑いも見せていた。さらに、壁面に飾られた原画展示にそれぞれサインし、“足跡”を残した。
舞台あいさつでは、阪口「みなさんのおかげで100万人突破ということでとてもうれしいです。劇中の、病室のシーンは何度見てもグッとくる名シーンです。『銀魂』はいろんな仕掛けや小ネタが多くて2度3度見ても新しい発見ができる作品だと思うので、気に入っていただけたら、また劇場に来ていただければと思います」と、しっかりアピール。
釘宮は、「(銀魂を振り返って)みなさんとご一緒できて楽しい時間を過ごせました。この大事な作品が、また別のかたちになって蘇ることを夢見ていますので、これからも応援してください」と、期待を抱いている様子を見せることに。
そして、杉田は、「完結篇、集大成というと、すべてが終わってしまったことのように聞こえてしまいますが、『銀魂』はずっと残り続けるものだと思います。『銀魂』は僕にとっては、日常レベルにすらとけ込んでいて、みなさんにとっても『銀魂』がそうなってくれているようなら、これからもずっと大事にしていただきたいなと思います」とメッセージを寄せていた。
アニメーション映画『劇場版銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』は絶賛公開中!なお、同所での『Soul of Silver ~坂田銀時という男~』は15日まで開催!
■Story
“ある力”によって、唐突に自分のいない未来の世界に投げ出された銀時は、崩壊した江戸の町並みを目の当たりにする。荒れ果てた地球に残されたのは、貧しい者、これを機に政府を潰そうとする攘夷志士、法の緩みを利用するゴロツキども、そして、ケツまくって逃げるのが性に合わない頑固者だけ。さまよう銀時は、ふたりの若者に出会う。腰に差す洞爺湖の木刀で颯爽とゴロツキを蹴散らすメガネの青年。そして、巨大な犬を引き連れ、銀時の着流し模様をあしらったチャイナ服の美女。それは、成長した新八と神楽の姿だった。やがて銀時は、次々と変わり果てた未来の姿と、衝撃の事実を目の当たりにする。