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辛坊治郎氏 生放送で遭難事故振り返り「命を大切に使っていきたい」

 ジャーナリストでフリーキャスターの辛坊治郎氏(57)が3日、生放送の『ウェークアップ!ぷらす』(日本テレビ系、土曜・午前8時~)に出演し、小型ヨットで太平洋を横断中に遭難したことなどについて語った。

 番組ではヨットの船尾ポールに設置された定点観測カメラ、船内カメラに記録された、事故から36分間の映像を用い、事故原因を検証し、辛坊氏は「ミスが多いなと、つくづく思いました。起きて(海を)見ていたら(クジラとの衝突は)避けられなかったとまでは言えない」と、自戒し、共演者からは擁護する声なども出た。

 救助に多額の費用がかかったことへ一部で批判も出ているが、辛坊氏は「目の前で命をかけて救ってくれた(海上自衛隊)隊員のみなさんに接していますから、みなさんにお金を支払うとか、それを金額にするという発想自体が違うという気がします」とした。

 なお、ヨットは保険に加入していたので民間による救助なら費用を支払うことができたが、自衛隊には「制度的に支払うことができない」といい、「今後は国民の義務を果たしてしっかり納税していく。私にできることは、そういうことではないのかな」と語った。

 救出時のことについて思い返し涙をこらえることもあったが、「みなさまのおかげで助けていただいて、新しい命をいただきました。せっかくいただいた命ですから、みなさまにどんな形で恩返しできるのか、大切に使っていきたい」と、神妙な面持ちをしていた。

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