「ハクビきものクイーン2013」の臼井千晶（19）が19日、都内で行われた「東京湾納涼船 1日船長」として、同準クイーンの手塚梨加（20）、星野玲奈（20）、「オスカープロモーション賞」の鎌田夢乃（19）らとともに、『さるびあ丸』に乗船。20代の男女から、家族連れ、サラリーマンのお父さん、OLさん、外人さんなど、幅広い1700人の乗船客とともに潮風に吹かれながら東京湾の夜景を楽しんだ。
63年目を迎えた東海汽船の『東京湾納涼船 さるびあ丸』は、今年も7月1日から運行を開始。5000トンクラスの大型客船で東京湾をクルージングしながら、美しい夜景とバラエティ豊かな食事、音楽やダンスなどが楽しめる夏のお手軽レジャー＆エンターテインメント。大人数でのパーティーから、女子会、カップルで…と、利用のしかたは自由。
臼井は、2月16日に行われた着物着付け教室の最大手『ハクビ』（京都きもの学院）が開催する日本最大級のきものの祭典「きものクイーンコンテスト2013」で、応募総数5715名の中からグランプリに輝いた。
船長の格好で登場した臼井は、東京湾レインボーブリッジを通過するときに、「夜景にカンパーイ」と、元気いっぱいにコール。その後、着物に着替え、手塚、星野、鎌田らとともにミニトークショーに出席。
浴衣のエピソードについて、臼井は、「昨年の納涼船に乗ったことがあるんです。普通に楽しんでいて、まさか、今年、ここに経つとは思わなくて、ドキドキしています。お客さん側とステージ側から見る両方を体験できました。全然、違いますね」と、驚いていた。
鎌田は、「去年、友だちと浴衣で授業を受けました」と、夏らしいうらやましい思い出を。星野は、「中学生の頃に好きな男の子がいて、お祭りに会えるかなぁとドキドキしながら、浴衣着て、髪もちゃんとしていった。合えたんですけど、なんも言ってくれなくて…」と、ちょっと寂しい思い出を語った。栃木県出身の手塚は、「栃木県のお祭り限定というレインボーアイスクリームをぜひ、食べてください」と、地元をPR。
理想の夏は、星野と鎌田が、「浴衣を着て花火大会。カップルでの浴衣デートしてみたい」と、年頃らしい夢を。臼井は、「きものクイーンのメンバーが仲良くて、この4人でプールに行かないかという話が出ているので実現させたい」というと、手塚も、「水着を購入しまして、4人のメンバーで海やプールに行きたいなぁ」と、続いた。
４人に話を聞いた。
クイーンになった臼井は、これまでの活動で思い出に残っているのは、『世界フィギュアスケート国別対抗戦』（2013年4月11日～14日まで国立代々木競技場第一体育館で開催）の表彰式でプレゼンターお手伝いをしたことだという。「目の前には、世界各国の有名選手の方々がいらっしゃって、メダルやトロフィーを渡す役目だったりしたんですけど、普段、上がれないステージにお手伝いさせていただいたのが、楽しくてうれしくて、選手の喜びも直に伝わってきて、思い出に残ってます」と、笑顔。
背筋がすっと伸びて、洋服とは全然違う。手先まで表情としての表現力が着物にはあるので、大人にならなきゃと思います。浴衣や着物を着ていると、いろんな人が見てくれるので、見られている意識が常にあります。『あの子、クイーンなのにダメじゃん』といわれたくないので、日ころから気を付けています」と、所作・振る舞い。歩き方など気を付けているという。
将来は、「お芝居が大好きなので、これからも活躍していきたい。映画を観て、心の拠り所になるような作品に出れる女優さんになりたいです」と、目標を掲げた。
準クイーンの手塚は、「白無垢を初めて着させていただく機会があったんですが、今までは着物に触れる機会がなかったので、この賞をいただいてから、身近なものになった気がして、楽しい日常を送らさせていただいています」と、感想。
着物を着ると、「気が引き締まる。21になるので、成人式でも一度、着ている。初めて着るすごく嬉しい感覚が着るたびに思い出されて、そのたびに着物って素敵だなぁと思います。準クイーンをいただいてから、着付けも自分で習うようになって、帯の種類もこんなにあるんだと新しい発見があります」と、着物の着付け器洋室に通っているという。
今後は、「身長が165センチあるので、モデルの仕事もさせていただくようになったんですけど、大学に通っているので、勉学の方もちゃんと頑張って、卒業して両立させていきたい」と、希望を。
準クイーンの星野は、「それまでは、成人式で振袖をいろんなお店で来ていたりしていたんですけど、準クイーンに選ばれて、いろいろな舞台に立ったり、いろんな着物を着させていただいて、だんだん体が馴染んできたというか、浴衣が軽く感じられるようになりました」と、着慣れてきたという。
着物を着ると、「振袖でのお手洗いの仕方や階段の上り方とか勉強になります。階段上るときにも、袖を気にしたりするようになりました。まだまだ勉強中ですが、ちょっとずつ大人になっていけてるのかなぁという実感はあります」と、女性としての成長を実感しているという。
今後は、「私は身長が小さ目なので、いまお洋服屋さんで働きながら芸能のお仕事をさせていただいてます。身長の小さい子はスカートもワンピースもなかなか合うものがないので、160センチ以下の女の子の代表として、モデル活動や着こなしで広めていければいいなぁ」と、語った。
「オスカー賞」の鎌田は、「これまで着物を着る機会がなかったので、ハクビさんのお仕事やいろんなお仕事をいただいて、いろんな種類の浴衣を着させていただいて楽しいです。また、撮影だったり、今まで体験していなかったので、新しいことがいっぱいできて楽しい」と、想像していなかった世界に飛び込んだことを実感している。
今後については、「想像していなかった世界にいるので、大学に通って、バイトもしていて、撮影何回もやらせてもらうと楽しいから、これからもいろんな撮影のお仕事をしていきたいです。学校も4年間通いたいので、バイトと勉強とモデルと全部、頑張っていきたい」と、欲ばった。
同納涼船は、9月23日まで毎日午後7時15分に竹芝客船ターミナルより出向（午後9時着）。全日予約制。飲み放題2500円（乗船料込）。ゆかた姿で乗船の男女は1000円引き（土日祝日を除く）。100円～500円のメニュー多数で、フードチケット制（1つづり500円）。
予約・問い合わせ：東海汽船 納涼船予約係 03-3437-6119（インターネットからの申し込みは、http://www.nouryousen.jp/）
潮風に吹かれながら、船上から眺める、東京新名所～「東京スカイツリー」「東京ゲートブリッジ」「ダイバーシティ東京」～などの夜景を楽しむのもいいし、「ゆかたで飲んで！踊って！」と、楽しめるスポットとして、この夏も毎日平均1500名の乗船客で賑わっている。
