人気声優・内田彩が21日、都内ホテルで『内田彩Birthday Party』を抽選で当選した限定430人のファンとともに開催した。
劇場版アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』の岬百合亜役やテレビアニメ『ラブライブ!』の南ことり役、『デビルサバイバー2』の新田維緒役などで知られる内田が今月23日に誕生日を迎えるに当たって2回目となるバースデーパーティーを開くことに。関係者によると応募が数千人に上った人気ぶりだったという。
時間になると曲に合わせてバースデーケーキをイメージしたというイチゴが描かれたピンクのフリフリなドレス姿で登場。なぜか拍手より笑い声が起こり、内田はそれにはにかみながら、ファンのテーブルをそれぞれ周り、乾杯でも同じく各テーブルを周ってファンと乾杯し、お祝いされることに。 バースデーケーキのロウソクの火を吹き消す際には、悪戦苦闘しつつ何度かのチャレンジで10本を消し切り「ありがとうございました!」と、満面の笑みを見せた。
続いてファンからのアンケートに答えるコーナーへ。内田にチャレンジしてほしいことを問われ、「きょうがチャレンジでした」と言い出した内田は、「若返りを図りたくて、こういう可愛い格好をしてみました。これを着てみんなどう思うかっていうのがチャレンジでした。意外とノリノリで買い物をしていた自分がいて楽しかったですね」と、本日の衣装コンセプトと合わせて説明し、ファンは拍手で応援した。
ソロライブをしたいかという質問には、意欲的な様子を見せ、直近でキャラソングを4曲ほど収録したことを明かしつつ、「いつかそんな曲を歌えるライブをできたらいいねぇって思ってます」。
ほかにもバースデーデートをするならとの質問には、「誕生日ということで、世界遺産になった富士山とかいいですね。山梨県にロケに行ったんですけど、富士山のご来光を一緒に見よう、みたいなのがあったら素敵だね」と、理想のデートを語ったり、声優養成所時代に誕生日を迎えたときに、空き巣に入られ警察に行ったな思い出なども披露し、普段見ることのできない一面を垣間見せることとなった。
イベントでは絵本の朗読や、幼少時代から成人式までの写真をスライドショーで見せつつ、ウルフカットにしたときの声優養成所時代について、「当時中島美嘉さんの売るカットが気に入ってて、女の子には評判が良かったんですけど、男性の先生からはあんまり評判がよくなくて、その先生が『来週オーディションに出したいと思っている』と言われて、週末に髪を切ったんです。そうして月曜日に、『お前なんだその髪型は!それじゃオーディションに出せない』と言われて、オーディションがパーになりました」と、エピソードに沸き返っていた。
宴もたけなわで終演間近、『sweet&sweet holiday』を歌唱中、パーティーの盛り上がりに間奏中にステージを降りてテーブルを周るだけだった演出を変更。歌いながらステージを降り、ファンと少しでも長く触れ合うようにするなど、サービス満点だった。
「こんなイベントにできると思っていなかったので嬉しい悲鳴です。こんなにたくさんの方に来ていただいて嬉しいです。1から全部わがままを言わせてもらってやったので、いつものイベントとは違うイベントだったかなと。普段と違う私を観てもらえたら嬉しいです。誕生日の思い出という質問がありましたが、いい思い出になりました。みんなで私の作品をも観て楽しい気持ちになってくれたら。来年も頑張っていけたらと思います」と、胸いっぱいにスピーチすると場内からは、万雷の拍手が沸き起こっていた。
終演後にはハイタッチでファン1人1人を見送った内田は直後に報道陣の取材に応じ、イベントへの感想を、「こんなに来て頂けるイベントになるとは当初思っていなかったので、緊張していたんです。けれど、始まったらみんなが笑顔で迎えてくれたので、楽しくなりました。準備しているときは、自分の誕生日を自分で企画して大丈夫かなと思っていたんですけど、自分がやりたいことを詰め込めたし、ファンのみんな『楽しかったよ』と言ってくれて嬉しかったです」と、手応えがあったよう。
誕生日を迎えて、新しい年齢を迎えるに当たって、「自分の赤ちゃんのときの写真をみなさんに見てもらったりしたことで、声優として以上のものを知ってもらえるようになりたい」と、抱負を。
絵本朗読中には「いろんなものになりたいぞというので、声優になったら大人になったり、子供になったり、魔法使いになったりしたいという気持ちがあった」と告白していった内田だが、20代になっての一番の思い出を問われ、「デビューができたことです!声優になれた!ってことが一番大きいです」と、夢がかなったことへの喜びを語っていた。