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海老蔵 父・団十郎さんと最後の共演作へ思い

 歌舞伎俳優・市川海老蔵(34)が10日、都内で12月7日公開の主演映画『利休にたずねよ』(監督:田中光敏)完成報告会見に登場した。

 撮影は昨年11月に行われ、海老蔵は本作で与四郎を名乗る若き日の千利休を、今年2月に死去した市川団十郎さん(享年66)が利休の茶の師匠である武野紹鴎(たけのじょうおう)を演じた。本作が最後の共演作となった。

 11日付のデイリースポーツ、日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、東京中日スポーツ各紙が報じており、海老蔵は、団十郎さんは出演依頼を受けた時、自分を自宅に呼んで「今回はあなたが主役。出させていただきます」とあいさつされたというエピソードを明かし、「(私に)敬語を使い、何て方だと思った」と、思いを語っていたという。

 海老蔵はさらに、団十郎さんの撮影を振り返り、「『公開されるころに生きているかどうか』と感じていたのでは」と、父の思いを推測していた。

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