“テニミュ”の愛称で親しまれるミュージカル『テニスの王子様』全国大会 青学vs氷帝(演出:上島雪夫)ゲネプロが11日、東京・後楽園のTOKYO DOME CITY HALLで開かれ、初日を直前に俳優らが熱の入った演技で魅せた。
これまでに城田優、加藤和樹、斎藤工、瀬戸康史といった若手イケメン俳優を輩出してきた人気テニス漫画『テニスの王子様』原作ミュージカル“テニミュ”。2003年にスタートしてから10周年を記念し、テレビアニメ、OVA、実写映画、ゲームなどさまざまなメディアミックスを見せている。本公演では、全国大会緒戦で沖縄・比嘉を下した青学が、関東大会緒戦で勝利した氷帝と全国大会で再度ぶつかることとなる。
約2時間30分にわたる熱演の後、青学の越前リョーマ役・小越勇輝と手塚国光役・多和田秀弥、氷帝の跡部景吾役・青木玄徳、比嘉の木手永四郎役・土井一海が、熱気冷めやらぬなか囲み会見を開いた。
小越は第1声から「夏の公演ということで、戻ってきた氷帝メンバーと、そして僕達の青学、比嘉で素敵な舞台になるように73公演全力で頑張って行きたいと思います!」と、気合。
多和田は昨年に新生・青学となったことを念頭に、「僕達にとって2回目の本公演になります。新しい青学も、新しい手塚も見えてきたので、これが僕達の青学なのかなと分かってきた、かけがえのない稽古になりました。培ったものを73公演で出すと同時に、73公演でも1つ1つ上がっていけるように頑張りたいと思います」と、公演を通してのさらなる成長を誓うと、青木は「73公演を氷帝メンバー9人で無事乗り切り、欲を言えば伝説を残せたらと思います」と、ぶちあげた。
稽古の様子について、多和田は「2回目なので余裕があって、壁がたくさんありましたけど、(青学の)12人みんなで乗り越えたことによって、見えない絆も生まれました」といい、その部分も見どころのよう。座長の小越もうなずきながら「青学として、秀弥の言うように、いろいろな壁にぶつかりまして、青学メンバーでたくさん話し合いをして、その壁を乗り越えようと必死でした。絆であったり、1人1人を比嘉戦以上に信頼できる環境になったんじゃないかなと」と、初日公演を前に胸を張った。
一方、青木は、稽古を通して、「僕は体力をもうちょっとつけた方がいいと思いました。切実に(笑)。でもそれを前向き向き合っていけたら。試合シーンは過酷なんで」というと、土井は、「比嘉中はサポートメンバーとして初めて5人で微弱ながらサポートをしていけたらいいなと。お客さんと同じ立場で、2つの中学校を見守る感じで、どちらにも立ってます。漫画原作にはない比嘉中の登場ですが、想像力という面でついてきたんじゃないかなと思います」と、語っていた。
「テニミュの1つの魅力である熱というものが、青学も比嘉も戻ってきた氷帝からもひしひしと感じていました。1試合1試合にかける熱を、観ていただけたら」と小越がメッセージを寄せたミュージカル『テニスの王子様』全国大会 青学vs氷帝は11日から28日まで同所で、8月7~18日まで大阪・大阪メルパルクホール、8月23~25日には宮城・名取市文化会館 大ホールにて、8月29日~9月1日には福岡・キャナルシティ劇場にて、9月4~8日には愛知・日本特殊陶業市民文化会館 フォレストホールにて、9月19~29日には再度同所にて凱旋上演!
■詳細情報
・(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
・(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会
・ミュージカル『テニスの王子様』公式HP:http://www.tennimu.com/
・10周年記念スペシャルサイト:http://10th.tennimu.com
・テニミュ・モバイル:http://m-tenimyu.jp