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内田裕也、勘違いしている日本のスターに喝!

内田裕也、勘違いしている日本のスターに喝!
「頭にくるやつ多い」

 ミュージシャンの内田裕也(73)とデヴィ夫人(73)が9日、都内で映画『最後のマイ・ウェイ』(監督:フローラン=エミリオ・シリ/配給:カルチュア・パブリッシャーズ)の公開を記念したスペシャルトークショーを行った。

 あのフランク・シナトラの名曲『マイ・ウェイ』を作った男、フランスの大スター、クロード・フランソワ。「傲慢で、女好き。嫉妬深く、神経質」―多くの人を魅了し、わずか39歳で急死した彼の驚くべき生涯を描き、フランスNo.1ヒットを記録した話題作が日本公開。

 登場するなり突然フランス語であいさつをした内田は1968年の1年間の渡航体験を振り返り「人生にとってこの1年間のロンドン、パリが内田裕也を作った。世界中の文化が変わって行く時だった」としみじみと語った。インドネシアから亡命し、実際にパリの『オリンピア』でクロードのパフォーマンスを観たというデヴィ夫人は「本当に当時のパリは社交界たけなわ。あのころのパリは本当に美しい花の都だった。この映画を拝見しまして、知らなかったことも沢山出てきて感激もひとしおでした」と懐かしんだ。

内田裕也、勘違いしている日本のスターに喝!
『最後のマイ・ウェイ』スペシャルトークショー

 30年来の知古という内田とデヴィ夫人。内田は「デヴィさんはバリバリのホテルにいらしたけど、僕はモンパルナスの屋根裏。裏に『カフェドーム』という店があり、そこはレーニンやココ・シャネルがよくいたという店。金がないから半日ぐらいぼけっとしてた。『馬鹿野郎!ロックンロール!』と言ってる裏ではフランス語もしゃべれる優雅な男です」と会場を笑わせた。

 タイトルにちなんで“マイ・ウェイな生き方は?”と聞かれるとデヴィ夫人は「私の場合は本当に色々な経験と修羅場をくぐりぬけてきた。こんなところで死ねるか、今に見ていろという怒りがあった」と語り、「マスコミとの戦いも40年ありました。ここに新潮と文春がいらっしゃるかわかりませんけど」と苦笑い。一方で内田は“ロックンロール”と書かれたボードをかかげ「当然これでしょ」と会場を沸かせた。

 最後にデヴィ夫人は「彼(クロード)が亡くなった時、パリに激震が走ったんですね。彼を失った時のパリっ子の驚きと悲しみが昨日のように思い出され、たいへん感慨深い映画でした」と結んだ。マイクを持った内田は「ただいま参議院選の真っ只中です。本来なら僕も、と考えたんですけどアントニオ猪木さんと山本太郎さんが出たので断念しました」とニヤリ。「“スター”って本当に頭に来るやつ多いんですよね。でも(ロバート・デ・ニーロら)本当のスターは謙虚。日本の錯覚しているスターの方たちにぜひご覧になって欲しい」と意気軒昂と語った。

 『最後のマイ・ウェイ』は7月20日ロードショー。

内田裕也、勘違いしている日本のスターに喝!
内田裕也
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デヴィ夫人
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