俳優・藤原竜也(31)が7日、都内で行われた『劇団☆新感線』のゲキ×シネ『シレンとラギ』の完成披露試写会に橋本じゅん(49)とともに登場した。
共演した女優・永作博美(42)が第二子を出産。俳優・北村有起哉(39)が女優・高野志穂(33)と結婚と、6月に「オメデタ続きですね~」と、MCから振られると、5月末に一般女性と年内で結婚することを発表した藤原は、「ここでですか?」と、まさかの展開に驚き。「僕はまだ何にもしてないです。発表しただけですから」と、婚姻届をまだ提出していないことを示唆。
さらに、「発表後、公の場は初ですよねぇ」と振られると、「あんな突然な形での発表になりまして、申し訳ないです」と、照れ臭そうにファンに報告した。
同作は、ゲキ×シネ10周年記念作品第一弾。2012上演の衝撃作。藤原竜也と永作博美のW主演でおくる、南北朝時代をベースにした、国家間の争いに巻き込まれた男と女の暗殺者が織りなす悲恋の物語。
「ゲキ×シネ」について藤原は、「舞台は1年前に終わっているんですけど、『劇団☆新感線』は、まだ今なお深く関わるのがすごいなぁと思いました。芝居は劇場に来て、生で見るに越したことない。『劇団☆新感線』だから成立するゲキ×シネは、これはこれでありだなぁと観ていました」と、劇場に足を運べなかったファンや初めて見る人のために、舞台を撮影し、映画館で公開するという「ゲキ×シネ」という方法に理解を示した。
橋本は、「(藤原竜也は、新感線の舞台に)2度と出たくないと言ってました。立ち回りしんどかったんで」と、言うと、「竜也は本当にたいへんだった」と、フォロー。そして、「真剣な表情や本当に泣いてたんやなと、アップで見れる」と、「ゲキ×シネ」の利点を挙げた。
橋本は、「最後までハートの強い人やなと思いましたね。若い頃から、小っちゃい頃から大変なことをやってきただけのことはある。すごい男らしい人」と、藤原を評した。
『劇団☆新感線』に初参加した藤原は、「軍隊みたいです。肉離れで足が痛いのに、『行け!』といわれて、務め上げさせていただいた。やりがいあったんですけど、次回は、殺陣もなく、1時間30分ぐらいでいなくなる役でと、お願いしました。今回で言えば、(高橋)克実さんが演じた役ですね。(あのような)美味しい役を狙っております」と、笑わせる。
とにかく、今回の南の王ゴダイを演じた高橋克実には、「克実さんよかった、カッコいい、初めて見た」と、称賛の声ばかりで印象が強いという。これに橋本も、「俺の周りも克実さん、克実ん、克実さんって大人気。他の人たちは、仕事で来れなかったけど、克実さんは海外旅行に行ってるんですよ」と、笑わせる。
スケジュールの都合で欠席した永作も、「克実さんもうゴダイ様が本当にカリスマ性が強くてびっくりしたというか、あんな克実さん始めてみました。かっこよかったです。ちょっとだけ好きにな・・・りそうでした」と、絶賛。
これに、藤原が「また克実さんですよ」というと、橋本も、「おれなんか一行も(出てこない)」と、嫉妬。
さらに、高橋ネタが続く。よく酒を飲んだという話と、大阪公演で開幕した同舞台の一発目の初日に、あまりの観客の多さに驚いて、「あぁ、人がいると、(頭が)真っ白にならはった。古田(新太)に『キョウゴクよ、どうする』っていっちゃった」と、セリフが全部飛んだエピソードを話すと、高橋からのメッセージで、酒を飲んだ話とセリフが飛んでしまった話を、リピートするかのように全部語っていた。
橋本は、「(セリフを忘れた話を)あんなに持ちネタとして自信を持ってたのに、さきに全部話しちゃって申し訳ない」と、笑いながら語った。