ロック歌手でタレントのダイアモンド✡ユカイ（51）が30日、東京・新宿で著書『育爺。』（講談社）発売記念イベントを開いた。
2010年に不妊治療の末に長女が、その後11年には双子の男児も誕生したユカイの50歳を超えての子育て奮闘記。将来のためへの教育方針といったまじめなものから、子育ての手抜き術まで記された1冊で前作『タネナシ。』の続編にもなる。
上下シックな黒でまとめつつ、柄ものシャツで若々しく登場したユカイ。「双子がテーマの子育て本ないのと『タネナシ。』のその後が気になる人」のために上梓したといい、「育児に大変な人たちに活を与えようと。こういうロックンローラーも頑張っているぞというのを出したかった」と、思いを明かした。
本書執筆の際に気をつけたことは、「『タネナシ。』は複雑なストーリーだったから『育爺。』は馬鹿でも読める本を目指しました」と、本当なのか嘘なのかわからないが真面目な表情でアピール。
「日々大変ですよね。50歳過ぎるとヨレヨレなんですよ。老眼とかもきちゃっているし、（赤ちゃんを）深爪しちゃって血が流れてしまったりと大変です。そんなことの繰り返し」と、言いつつコメントとは裏腹に、シャキっとする様子も。
肝心の3児の育児は奥さんが頑張っているそうで、「（妻は）円形脱毛症になりまして、壮絶でハード。HOI（ハード・オブ・育爺。）です。俺達はホリデーがあるけど、育児は休暇がない。単身赴任から帰ってくると今にも電池が切れそうになってる。俺もそういう部分で、夫婦がともに力を合わせてやらないと」と、理解を示しているそう。
自身が育児に関わるポインとしては、“一点突破”を挙げるユカイ。実際は「妻の足を引っ張ることが多い。座っててくださいと言われる」とも多いそうだが、絵本の読み聞かせによる寝かしつけ上手だそうで、「俺に読ませるとみんな寝ちゃいますから。そのくらい素晴らしい」と、自画自賛。
子供について、「寝かせるときにギターを持って弾くと、小さい太鼓を持ってきたりピアノを持ってくるようになって。俺に合わせるけど、ユカイバンドができあがっちゃった。リズムはちゃんと合ってる。愉快なバンド、新しい形のロックバンドで妻はマネージャーです」と、夜の“新バンド”が結成されているそうだ。
報道陣から「育爺だから、年を重ねたからこそ分かることは？」との質問が飛ぶと、「ありがたみが分かるというか、不妊治療をして1度諦めたりして授かってるし。20代のころだったら大変なことになってた。でたらめなやつで過去の俺は俺じゃなかった。俺がタネナシじゃなかったら日本中に子供がいっぱいいた。神様はよく作ってくれた。感謝してます」と、何が奏功するかわからないことをしみじみと語っていた。
ほかにも、夫婦円満の秘訣については、「こればっかりは難しいね。来年は俺もビッグダディのようになっているかもせれない。でも、どんなことがあっても子供だけは守りたい」と、決意をしているようだった。
また、先月左足小指を骨折したユカイだが、「育爺は危ない。ぶつけただけで折れちゃう。治らなくて困った。治りかけたら子供が踏んできた。もう大丈夫だけど、この間はふくらはぎを痛めた。足の指をかばって痛くなったみたい」と、現状も明かしていた。
著書『育爺。』は1470円（税込）で好評発売中！
