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勘三郎さんらが始めた納涼歌舞伎に「遺志と魂を引き継ぎたい」

 歌舞伎俳優・坂東三津五郎(57)、中村勘九郎(31)、中村七之助(30)らが28日、東京・銀座の歌舞伎座屋上庭園で8月2日から上演される『八月納涼歌舞伎』PRイベントを開催した。

 同舞台は勘九郎と七之助兄弟の父で昨年12月に亡くなった中村勘三郎さん(享年57)や三津五郎が中心となって1990年から始めた夏芝居。今回は昼の部で勘三郎さんの当たり役の1つ「鏡獅子」を勘九郎が2~13日、七之助が14~24日に務めることとなった。

 29日付の日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、東京中日スポーツ、サンケイスポーツ各紙が報じており、勘九郎は「父が新しい歌舞伎座で踊りたかったであろう演目。遺志と魂を引き継ぎたい」と決意を口にし、七之助は「父も喜んでいると思うし、出られない悔しさでいっぱいだと思う」と、勘三郎さんの思いを代弁していた。

 さらに、5月に生まれた勘九郎の次男哲之(のりゆき)くんの話題となった際に、中村福助は「勘三郎のお兄さん(の本名)が哲明だから『のり』って言いにくい。『ゆき』って呼ぼうかと真剣に話してる」と話し、笑いを誘っていた。

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