元『モーニング娘。』で女優・高橋愛（26）が17日、東京・エステー株式会社本社内でミュージカル『赤毛のアン』TOURS プレス懇親会を開いた。
エステーが1人でも多くの人にミュージカルの楽しさを広めるため、1998年より開催している抽選で選ばれた1500組3000人の応募者全公演無料で招待しているもの。“2万人の鼓動 TOURS ミュージカル「赤毛のアン」”は11年連続11回目で2013年8月より全国主要8都市で公演が開かれる。
主人公アン・シャーリーの衣装姿で登場した高橋。まずは、原作でも大親友のダイアナに間違ってお酒を飲ませてしまうシーンで登場した“イチゴ水”とプリンスエドワード島の名産であるロブスターを使ったサンドウィッチを報道陣1人1人に笑みを見せながら振る舞うこととなった。
昨年はダイアナ役で出演し、今年はアンとなるが、「まったく性格が真逆の女の子たちで私普段お転婆なんです。だから、ダイアナをやるときのほうが大変だったんです（苦笑）。『アンについて行くわ！』というキャラじゃなかったんですけど、それを楽しんでましたね。自分に近いので、今年は何も考えずにヤンチャさを出せれば」と、意気込みを明かした。
印象的だったシーンについては、養父のマシュー・カスバートの死だったそうで、「アンなので去年とは心情が違うじゃないですか、それは耐えられないだろうなと」と、今から感情移入する姿も。
ギルバート役の俳優・藤田玲（24）からツイッターを通じて「ダンスが不得意でどうしたらいい？」との質問が届き、これには、「モーニング娘。時代その日に曲を覚えることが多くてあんまりアドバイスできないと思います」と返答しつつ、作品のCM振付のことにも触れ、急きょ変わったことに、「現場で、覚えようと思っている振付じゃなくなったんです。『うわーっ！』っていう感じで撮りました」と、撮影秘話を明かしていた。
ほかにも、高橋は両側声帯結節を患い今年5月に喉の手術を受け、調子も気になるところだが、「喉大丈夫です！回復に近づいていってます。まだ、先生から許可はもらってないですけど」と、現状を。囲み会見でも、喉のことを心配する報道陣から、「順調に回復していると思います」と笑みを見せ、6月10日に朗読劇を開いた際にファンから「みんながおかえりと言ってくれました。（その後開かれた）握手会でも面と向かって会話ができる場を設けてもらえたので、喜んでくださっている顔と、待ってくれてる人がいるんだ」と、勇気づけられたそう。それを受けて、本作などで「機会があるなら（ファンのみなさんに）返して行きたい」と、意気込んだ。
ミュージカルの歌という技術面についての質問が飛んだ際は、「歌唱力うんぬんというより、アン・シャーリーの無邪気さが自然に歌になっちゃったという感じで、アン・シャーリーになれたら」と気合。
また、どんな人に観てほしいかと問われ、「ファミリーミュージカルなので、家族だったりとか。友情、ヒューマンドラマが描かれている作品なので、絆というものが伝わればなと思います」と、アピール。すると、報道陣が「ちょっといま元気のない矢口（真里）さんに観に来てほしい？」と問うと、「早く元気になってもらいたいし、ぜひ、観に来てほしいです。連絡？取ってないんで分からないですけど、早く元気になってほしいですね」と、呼びかけた。
さらに、「彼には観に来てほしい？」と、交際が報じられているお笑いタレント・あべこうじ（38）のことを念頭に置いた質問については、主催者側がタイミングよくさえぎったこともあり、「みんなに観てもらいたいです」と、かわしていた。
「8月に元気いっぱいお届けしたいと思います。6月30日まで応募できますので、みなさんぜひ観に来てください！」と、PRしたミュージカル『赤毛のアン』は8月11日の北海道公演を手始めに、同21日の関東公演まで全国8都市で公演！
