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倉科カナ 記憶がなくなりやすい体質?15歳に戻れてもやっぱり「芸能界に入ります」

倉科カナ 記憶がなくなりやすい体質?15歳に戻れてもやっぱり「芸能界に入ります」
記憶をなくしてしまった女性を演じた倉科カナ

 女優・倉科カナ(25)が15日、東京・渋谷ユーロスペースで映画『遠くでずっとそばにいる』(監督:長澤雅彦/配給:ソニーPCL)初日舞台あいさつに俳優・中野裕太(27)、音楽を担当した岩井俊二氏(50)、長澤監督(48)とともに登場した。

 交通事故で突然記憶をなくしてしまった27歳の志村朔美(倉科)。そのことを楽しみながら生活する朔美だったが、失ってしまった10年分の記憶には隠された残酷な過去が。徐々にそのことに向き合うことで苦しみながら、また27歳の朔美へと戻っていくという成長物語となる。

 事前に囲み会見に応じた倉科は、演じてみた感想について、「記憶がないから大変だねとよく言われたんです。確かに難しいんですが、記憶をなくしている過程ではないので、監督と2人で『ないものはない』となりました。映画の中で『すごくあなたは性格悪かったんだよ』と言われたときの、10年間過ぎ去ってしまったリアクションを大切にしました」と、ポイントを明かす。

倉科カナ 記憶がなくなりやすい体質?15歳に戻れてもやっぱり「芸能界に入ります」

 具体的にどんな演技になったのか尋ねられると、「声色とかキャピキャピした感じに試してみたんですが、結局うまくいかなくて、意味がなかったんですよ。だから、監督と話して、あんまり17歳のときと確たるものは変わらないというのを意識しないで、真っ白になって、初めて体験することで朔美ちゃんができてくるようにしました」と、キッチリ話していた。

 記憶をなくした経験については、朗読劇『私の頭の中の消しゴム』を演じたことを挙げ、「あのときは家にこもってすごく苦しくて、そのときもうろうとして記憶がなくなったことがあります」とのこと。さらに、「普段から物忘れも酷いんです。忘れたい記憶?うまいことを言えば悪いことも全部記憶なので、1つも忘れたくありませんというのが綺麗だと思うんですけど。生きてきて恥ずかしいことも多々ありますので…。矛盾しますけど、ストレスがたまらない体質で嫌なことはあんまり覚えていないこともあるんですけど」と、笑みを見せることに。

 もし、記憶がなくなったときに「彼氏だよ」という存在が現われた場合については、「受け入れますね」とのこと。また、作品の設定に合わせて10年前に戻れたらとの質問が飛ぶと「15歳だったら芸能界に入ります。私は18歳で芸能界に入ったので、早ければ早いほどいいっていうのでソニー・ミュージック・アーティスツに応募します」と、笑いを誘っていた。

 そして舞台あいさつ。倉科は劇場長編初主演となったことに、「あのとき頑張ってよかったなって。監督現場では何も言われないんですよ。現場に入る前は打ち合わせするんですけど、現場に入ると何も言わないのでそれが不安になってきて、それが主演のプレッシャーというか」と、思い出を。

 最後に秋田が舞台になったことに、「この映画は秋田のみなさんの協力がなかったらできなかった映画なので、たくさんの人に観ていただきたい」と笑顔でアピールしていた映画『遠くでずっとそばにいる』は15日より全国順次ロードショー!

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倉科カナ
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長澤雅彦監督
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