俳優・山本裕典（25）、松下優也（23）らが6日、都内で舞台『私のホストちゃん』（脚本・演出：村上大樹）製作発表会見を開き、司会はテレビ朝日の加藤泰平アナウンサーが務めた。
Amebaのモバイルゲームとしてスタートしユーザー数45万人を超えた人気のコンテンツで、2011年10月に深夜ドラマ化もされた作品。臨場感と新キャストで送るオリジナルストーリーが展開される。公演では実際のホストクラブ同様、上演1部終了間際くらいまでの間、“お客様”からの指名ができるようになっており、その日のナンバー1ホストが決定。エンディングが変わる参加型舞台となるという。
プロデューサーの鈴木おさむ（41）と演出の村上氏以外はギラギラのホスト服姿で登場することに。まずは、鈴木が本作への狙いについて、「かなり自分なりに研究しまして物語にしてみたところ、男たちのバカバカしいくらいの青春が舞台になることになりました。イケメン舞台というのは数々ありますが、こちらは指名できたり、今はセンターに山本くんがいますが、日によってはセンターが山本くんじゃないかもしれない（笑）。スタッフが商魂たくましいので非常に面白いものになっています。女性の方が楽しんで参加できる楽しいシステムの舞台になると思います。大人のディズニーランドですよね。歌もたくさん出てくると思います。ミュージカル的なものもあれば、対決もあると思いますので」と、見どころなどを語った。
白いホスト服姿の山本は、「これまでの舞台はみなさんに引き立ててもらうものでしたが、今回は僕に貢いでもらえるようにお願いします！」と、普段とは違うシステムの舞台にも意欲満々で、「まっすぐな青年という設定らしいです。2ヶ月楽しく稽古していけたら。毎日1番になれるように頑張ります」と、気合。ほかの出演者に比べて有利な点については、「おさむさんの番組に番宣で出させてもらえるのは一歩有利かなって」と爽やかな笑みを見せていた。
しかし、山本には不安もあるようで、「毎日変な夢を見るんです。まだ始まってもいないのに、5番みたいな感じになってるっていう」と、明かすと、鈴木は「ピリピリな感じが舞台に出るんじゃないかと思うんです」と、ハマったとニヤリとする一面も。
一方の大阪から東京へ遠征してくるホストクラブのナンバーワンホストを演じる松下は銀色ゼブラ柄の衣装に、「どう考えても俺の衣装が一番派手だな」と、苦笑い。それでも、「ゼブラの衣装が似合うように、ソウルフルあふれるホストを演じたいです。山本さん演じる霧都にハラハラ・ドキドキしてもらえるライバルになりたいと思っています。（ホストは）自分のお客さんに尽くして尽くすかだと思うかなので」と、前を向いていた。
終了後の囲み会見では、全13公演なことに、山本と松下へ報道陣から「2人の間で何勝何敗になると思う？」と、予想を立ててもらうと、山本は「13対0と言いたいですけど、7対6で」と、控えめにコメント。松下も「5勝くらい」と、言い出すと、共演するダイアモンドユカイ（51）から、「10勝くらいしろよ！」と、檄が飛び、これには松下も乗っかることに。しかし、山本が、「させませんけど」と、意外と強気な一面を見せていた。
ほかにも、自分がホストだったらどんなタイプかと尋ねられると、山本は「すごく飲めるんで、みんなをあおってます」というと、松下は「よく怖く見られることがあるんですけど、喋ると関西弁で結構気さくというのがわかるので最後は歌って落とす感じです」と、自分自身を分析することも。
自分が女の子なら誰を指名するかについて山本は、松下を挙げ「僕は大人っぽさで」といえば、松下も山本を挙げ「全身白い衣装で何をしてくれるんだろうって期待しますよね」と、“相思相愛”だった。
また、プライベートで女性を口説くとしたらとの質問も飛んだが、山本は「食事からデートプランを練って、夜景が見えるとこに行って、結構ベタですね」と、苦笑い。松下も、「普段この子落としてやろうというのがないんですけど、ギャップですかね。ツンデレかな」と、それぞれテクニックも披露していた。
山本が「舞台中楽屋に戻って自分に投票するかも」というほどの思いを込めている、観客参加型舞台『私のホストちゃん』は10月25日～11月4日に青山劇場にて上演！
■本日の登壇者
山本裕典、松下優也、吉村卓也、上鶴徹、久保田秀敏、松本寛也、五十嵐麻朝、平田裕一郎、塩川渉、鶏冠井孝介、長濱慎、向山毅、廣瀬智紀、町田宏器、オキャディー（甘王）、貴水博之、ダイアモンドユカイ、鈴木おさむ（総合プロデュース）、村上大樹（脚本・演出）
