
『ハロー!プロジェクト』の人気アイドルグループ『Berryz工房』の熊井友理奈(18)と『℃-ute』の鈴木愛理(17)が9日、W主演映画『王様ゲーム』(監督: 鶴田法男/配給:ビーエス・ティービーエス)の完成披露試写会が都内で行われ、生徒役で出演した『Berryz工房』と『℃-ute』メンバーと共演者の俳優・桜田通(19)、佐藤永典(21)らとともに登場し、人をイラッとさせる”イラドル”として人気急上昇中の”ももち”嗣永桃子(19)が、主役を喰うマイクパフォーマンスで、会場を沸かせた。
主役の熊井は、映画『ほたるの星』(04年公開)以来、およそ8年ぶりとなる映画出演作が主役ということで、「最初は『私でいいの?』と不安に思い、緊張のあまり、何も食べられなくなったんです。撮影現場でも緊張しっぱなしで、プレッシャーとの戦いでした」と、緊張気味にトップバッターであいさつ。
続く鈴木も、「私の役どころは、一度も日常会話で心から笑ったことのないような、謎めいた子だったので、撮影現場では、皆とワイワイしたい気持ちを抑え、一人でみんなを見ていました。また、いつもより声のトーンを低めにしていました。こういう役はじめてで、勉強になった」と、いまだ役作りが続いているかのような落ち着いた感じであいさつ。
ホラー映画ということもあり、どこかピーンと張りつめた感じが漂う舞台挨拶だったが、男優陣2人の後にあいさつした嗣永が、「井本祐子役のももちこと、Berryz工房の嗣永桃子で?す」と、アニメ声でブリブリにあいさつし、会場の空気を一瞬にして変えてしまう。
嗣永は、9月17日に放送された『めちゃめちゃイケてるっ!』(フジテレビ系)で、『AKB以外だらけの大運動会!』を放送した時に、「周りの人をイラッとさせる能力ならAKBも足元に及ばない」と紹介され、その言動から加藤浩次に飛び蹴りをウケ、引きずり回されながら2度の強制退場になったことで、その独特のキャラと共に認知度がアップ。

そして、「今回は学校が舞台ということで、クラスメイト役のキャストさんとご一緒させていただいて、皆さんすごく可愛かったんですけど、私がいることで目立たなくなってしまったこと。それとお話が進むうちに、ももちが末梢(まっしょう)されてしまい、ファンのみなさんを悲しませてしまうことになるので、ここで一言謝らせてください」と、この日も「世界で一番かわいいアイドル」を自称するキャラは大暴走。
さらに、キメポーズの「ゆるしてニャン」と、招き猫ポーズで会場に謝罪すると、集まったファンは拍手喝采で大盛り上がり。
また、「もしも王様になれるなら?」と聞かれると、176センチの長身アイドル・熊井は、「私はアイドルの中でも凄く背が高い方なので、メンバー全員の背を私より高くして、私も低い人の気持ちを味わってみたいですね」と答えると、メンバーの中で一番背が低い嗣永が、「くまっち(熊井)が、ももちのことを憧れていたんだなぁっと思いました。でも座ったら座高は同じだから、目線は同じだよ」と、なぜか自信満々なフォローで笑いを誘うなど、ワールド全開で、舞台挨拶の主役は、間違いなく「世界で一番かわいいアイドル」がさらって行った。
【出演メンバー】
『Berryz工房』
清水佐紀(19)、嗣永桃子、徳永千奈美(19)、須藤茉麻(19)、夏焼雅(19)、熊井友理奈、菅谷梨沙子(17)
『℃-ute』
矢島舞美(19)、中島早貴(17)、鈴木愛理、岡井千聖(17)、萩原舞(15)
同映画は、E★エブリスタにおいて、過去最高の4600万人の閲覧者記録を誇り、現在、番外編も含め4作品が掲載されているケータイ小説『王様ゲーム』(金沢伸明)が原作。見知らぬ”王様”から携帯電話に送られてくる命令メールに従わない生徒が次々に命を落とす学園サスペンスホラー。
12月17日から全国で順次公開予定。














