サンミュージックプロダクション代表取締役会長の相澤秀禎さん(本名・相澤與四郎、享年83)の通夜が28日、都内・青山葬儀所で営まれ、女優の酒井法子(42)らがお悔やみの言葉を述べた。
酒井が2009年に覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕され、同事務所を離れた後もずっと相澤会長は酒井を気に掛けていた経緯があるだけに、その思いは格別。「ご迷惑ばかり掛けて、何の恩返しもできなかった」と涙を流した。
相澤会長とは『ザ・ドリフターズ』時代からの知り合いという高木ブー(80)も参列。ダイアモンド☆ユカイ(51)はこらえきれず涙を流し、一度サンミュージックを離れたが、カムバックした都はるみ(65)も故人を偲んだ。
酒井法子
「(棺の中の会長には)ありがとうございましたと言いました。ご迷惑ばかり掛けて、何の恩返しもできなかったけど…(涙)。会長にまた会える日があったら、『一生懸命生きました、ありがとうございました』と言えるように頑張ります。(最後に会ったのは)3年前ですね。会長は本当に優しい方で、『法子頑張れよ、大丈夫だから』って温かく見守ってくださいました。会長のほうから『手紙を書いてくれたら僕が読むから』って言ってくれて、書かせていただきました。こんなに(病状が)悪いと知らなかったので、『一日も早く元気になって、また太陽のような温かい笑顔にお会いしたいです』ということを書きました。(一番の思い出は)14歳の頃から一つ屋根の下で、一緒にご飯を食べさせてもらって、見守ってくださった。サンミュージックの名前の通り、本当に太陽のような方でした。会長のような偉大な方と一緒のときを過ごせたことを感謝しています」
高木ブー
「会長とは、バンド時代のほうが思い出が多い。50年前ですよね。やっぱり若かった。変わらないよね。(お別れの言葉は)『もういいよ』って。本当にいい人でしたね」
ダイアモンド☆ユカイ
「会長は優しく見守ってくれた。ありがとうございますと言いました。自分の歌を凄く会長が気に入ってくれて、『歌を思い切り歌ってほしい』と言ってました。すいません…(涙)」
都はるみ
「私は本当にわがままな歌手だったので、天国に行ったら、会長の言うことを全部聞こうと思います。一度もノーと言われたことないことが、ずっと私の思い出として残っています。常に私の味方で、心強かった。25歳からお世話になって、育てていただきました。サンミュージックのサンは太陽。その通りの方でしたね」
