サンミュージックプロダクション代表取締役会長の相澤秀禎さん(本名・相澤與四郎、享年83)の通夜が28日、都内・青山葬儀所で営まれ、同事務所のタレント第1号となった森田健作千葉県知事(63)らがお悔やみの言葉を述べた。
森田知事は、「会長がいなかったら、いまの森田健作は300％なかった」と、感謝のコメント。現在サンミュージックに所属しているベッキー(29)、元所属の香坂みゆき(50)、早見優(46)も相澤会長との思い出を振り返り、息子の相澤正久社長(64)は、相澤会長が今年1月にメジャーデビューしたアイドルグループ『さんみゅ～』について、「とにかく成功させたいんだ」と、特別な思いを寄せていたことを明かした。
森田健作千葉県知事
「遺影を見て、あそこに写真があるのが非常に不思議な感じがしました。私が18のとき、海のものとも山のものとも知れない私を優しく太陽のように育ててくれました。やっぱり会長がいなかったら、いまの森田健作は300％なかった。(一番の思い出は)私が政治の世界に入ったとき、『何しろ笑顔で頑張っていけば、道は拓ける』という言葉を送ってくださいました。本当に出会えてよかった。神様に感謝したいです」
ベッキー
「太陽みたいな方で、一番偉いのに、一番近い人。かわいらしい方でした。お見舞いに行ったとき、『もっといたい』と言ったら、『ダメダメ、仕事でしょ』って言われて。(一番心に残っていることは)『ベッキーは大丈夫だから』という言葉が、自信がないときも励みになりました。私を芸能界に導いていただいて、ありがとうございました。これからもライブ観に来てください」
香坂みゆき
「いまにも起きてきそうでした。みんな久しぶりで、同窓会みたい。会長が夕食に連れて行ってくれたメンバーです。怒ったりしているのが思い出せないぐらいいつも笑顔で、一番元気だった。いろんなお菓子買って、楽屋に持ってきてくれましたね」
早見優
「『優ちゃんおはよう！』ってお仕事に出掛けそうでしたね。私がデビューできたのは会長のおかげです。『アイドルが顔を隠すのはよくないから、サングラスを掛けちゃダメだ』って言われました。甘い物が好きな人でした。3月にお会いしたとき、いつもと変わらず元気だった。『痩せましたか？』って聞いたら、『いやダイエット。ウォーキングしているから』って言ってました」
相澤正久社長
「タレントさんもいっぱい来てくれて、ウチの会長も喜んでいると思いますよ。(桜田)淳子ちゃんも来てくれて嬉しい。(松田)聖子ちゃんも泣いて、『もっと長生きしてほしかった』って言ってました。(酒井法子の手紙は)『本当にご迷惑お掛けしました』と書いてありました。会長は『酒井には前を見て、胸を張って頑張ってほしいと伝えてくれ』と言われました。『サンミュージックは太陽のような笑顔がモットーだ。みんなが家族という伝統はずっと守ってほしい』と言われたので、僕も大きな家族を守っていきたい。僕はお笑いが好きだったけど、『もう一回アイドルがやりたいんだ。とにかく成功させたいんだ。頼む』ということで、昨年3月に『さんみゅ～』をスタートさせました。これを成功させるのが、会長に対する一番の弔いだと思っています」
