お笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』の寺門ジモン(50)が22日、都内で行われた『肉焼き総研』発足記者会見に料理研究家の浜内千波先生、学術博士の佐藤秀美先生、管理栄養士の赤堀博美先生、同総研所長で東京農業大学農学部教授 農学部長の鈴木敏郎先生らとともに出席した。
いままで知られていなかったほんの少しのノウハウ、コツをつかむことで、『美味しく、楽しい肉焼き料理』を実践してもらい、人々の健康作りにも貢献していくことを活動目的とした『肉焼き総研』が、浜内先生、佐藤先生、赤堀先生らの監修のもと、発足。場内には先生方による肉料理が置かれ、報道陣や関係者が試食し、舌鼓を打った。
芸能界屈指の“肉焼き王”ジモンは、“MEAT SOLDIER”と書かれたTシャツにサーモンピンクのジャケットを羽織り、ゲストとして登壇し、『ダチョウ倶楽部』でおなじみの『ヤー!』のポーズを決める。
ジモンは、「肉の匂いがするところに、僕は寄って行っちゃうんです。アメリカやイタリアとか世界中の肉を食べ歩いていますから。家畜商の免許も取って、競り市に参加して、日本の黒毛和牛を競り落としましたから!」と、のっけからハイテンション。さらに「お笑い芸人としてはブレてます。でも、お肉はブレません!」と宣言すると、場内の関係者から拍手が。
そして、「ワクワクしてます。僕は厨房まで入っていくタレントなんですよ。仕入れ先の卸業者までいっちゃいますから! 寺門ジモンをイベントに呼んだことは、危険ですよ」と、不敵に笑ってみせた。
佐藤先生と“65℃焼き”の実演や、素焼き・漬け焼きの食べ比べを行うデモンストレーションでは、肉を試食し、「美味い! 本当の65℃の感じでしたよ。熱すぎなく、冷たすぎなく」と絶賛。ジモンもホットプレートで肉を焼き、ティッシュペーパーで細かく雑味を取っていく姿に、思わず佐藤先生が「細かいですね~」とこぼす。
これにジモンは、「だから嫁さんが来ないんですよ! 黒毛和牛のメスはどんどん来るけど、女性は僕がいるとウザいらしいです。僕なしで食べるのがいいらしい」と、独身男の悲しき嘆き。そうこう言っているうちに絶妙のタイミングで肉を返し、「いま肉が『返せ』って言いました。僕は食材の声を聞くんです!」と、相変わらずマイペースを貫いた。
トークセッションでは、浜内先生から「楽屋でもお肉の話ばっかり。嫌ね~こういう人。旦那さんにしたら大変ですよ」と毒を吐かれ、苦笑い。だが、最後には「お肉を食べると元気になるんですよ。日本の皆さんが元気にならないといけないので、お肉を食べて、元気になりましょう!」とメッセージを送り、締めてみせた。
囲みでは、ジモンの独身問題に話題が集中し、本人は「ウザいから寄ってこないんじゃないですか」と分析。さらに「今年51になります。出荷するのが遅れました。もうメンバーは『こいつは無理だ』ってあきらめてます」と、『ダチョウ倶楽部』の肥後克広(50)、上島竜兵(52)からも愛想を尽かされていることを明かした。
ジモンは相手として、自腹で食べ歩いてくれる女性を探しているそうだが、「そんな人ってほとんどいない。僕は『普通の人間は来るな!』という店が好きだから、物凄く難しい店が多い。緊張しちゃって胃液が出ないみたいです」と、選ぶ飲食店もデートには向いていないようだ。
好みのタイプについて聞かれ、「こんな僕でも介護してくれる人がいい。もう50過ぎだから、いつ身体壊れるかわからないから、優しく見守ってくれる人がいいんじゃないですか」と、現実的に返答。
「女性に対しては肉食?」という問いかけには、「全然。過去は肉食だったけど、だんだん変わってきました。女子会みたいに、ヤロー(男性)ばっかで食べるのが好きですね」と答え、「メンバーは文化人です。皆さんが驚くような社長さん。いま日本を創っている人たちといろいろ語り合うことが好きです。芸人はほとんどいない」と、豪華メンバーで知られざる会食が行われていることをぶっちゃけ。
また、誰も聞いていないが、「いま草食ですね。コレじゃないですよ!」と、顔の横に手をやり、決してホモではないことを強調。「肉食の草食系ということですか?」と質問を飛ばされ、「そんな言葉では俺は表現できません。俺は俺!っていう世界だから、人が作ったカタログに載ろうとは思わない」と、自分は枠に収まらないことを宣言した。
なお、矢口真里(30)の不倫報道について聞かれる場面もあったが、「全然共演しません。『ダチョウ倶楽部』はおでんとお風呂オンリーなので。アイドル系の子とは絡みはありません」と、素っ気なくコメントした。
左から赤堀先生、鈴木先生、ジモン、浜内先生、佐藤先生